■ 柘 榴 の 間 ■
 
 
 
   

2020
孟冬
長月
葉月
文月
季夏
皐月
卯月

2019
如月

2018
長月
文月
季夏
卯月
弥生
如月

2010
文月

2008
長月
葉月
文月

2007
如月
睦月

2006
霜月
孟冬
葉月

2005
葉月
文月
季夏

2004
弥生
睦月

2003
季冬
霜月
葉月
文月
季夏
卯月
弥生
如月
睦月

2002
季冬
霜月
孟冬
長月
葉月
文月
季夏
皐月
卯月
弥生
如月
睦月

2001
季冬
霜月
孟冬
長月
葉月
文月
季夏
皐月
卯月
弥生
如月
睦月

2000
季冬
霜月
孟冬
長月

 
 
 
 
   

†結晶板†
春の泥のぬかるみが
遠くまで続く光の結晶の道に
変わってしまった
銀糸の導きに
6月30日

†樹木信仰†
ワイヤーをたわめて
樹を象る
行き処のない枝の
交差
6月29日

†雨季†
ないものは切り取れる
だから剥がしていくのだ
墨が染み込んだ紙も
溶かすように奪い取れ
6月24日

†日記†
油脂を練って
象って焼けば
箱に納めて
何とでも呼べる
6月23日

†開くと†
花崗岩の中でひらく
線が閉じこめていたのだと
絞り出すもの
にじみの花弁にある音
6月20日

†七番目の朝†
焼けていく七つの
夜を救い出したい
溶けていく金の月から
粉末の輝きから
6月17日

†水紋読み†
消えてしまって、もう
見届けることはできない
切り抜かれた紙片ならば
判じることができても
6月15日

†黄色い光が†
黄色い光がともって
辛うじててらす朝の空間
嵐が針を差し込んで
刻み目がねじり揚げられ
6月13日

†ハンマーの日†
ただもう、何も残っていない
ケースを空にして見せようと
快活さがハンマーのように
終わりを打ち鳴らしている
6月11日

†隙間†
黒い唇に語りかけ
間隙にあわやかな
水色を見いだす
だが、その色に近づくことはできない
6月10日

†こぼれるもの†
こぼれるというものは
再現なく砕かれることではなく
水滴を縫いとめるように
見いだしていくこと
6月8日

†混合曲線†
開放されていく痕跡と
水滴の着いた緑と黄色
コインに答えはない
今日を始めることもない
6月5日

†徒労†
心臓の形をなぞらえて
地に蔓延るものたち
根は血管
言葉は吹き飛ばされる
6月4日

†アスパラガスの森†
空気にひび割れが入ると
もう、向こうはアスパラガスの森
0.1oの覚醒
滴っている睡眠
6月3日

†雨脚†
また、否応なしに
注ぎ込まれるものがあって
洗い流すことができるものだろうか
既に水こそが残す瘢痕を
6月2日

 
 

 
 
 
前月 次月

正門