■ 柘 榴 の 間 ■
 
 
 
   

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†湖沼†
目が腫れ上がってしまっている
水が滞留して淀む
収奪されて
枯れてしまった夜の荒地よ
1月31日

†広間で目覚める†
明らかなものはただ一つではないか
光線が眩しく背後から射して
それで息が止まってしまったのだ
この彫像は咳き込んで甦る
1月30日

†要求してから待つ†
時刻も季節も停止したままだ
何を望むのか、まだ何を
今、滴り落ちている、電話線から
それが誘惑でないと信じなければ
1月30日

†啓示の形象†
階梯の柔らかな導きに従う
啓示を受けて額づく雪の中
天空の星座が開く
繰り返す運命の螺旋形を示す
1月30日

†欲望の法則†
目覚めと共に顔があって欲しい
方法論を超越する
目の中を予測することはできない
指ならあるが
1月22日

†夜の速度計†
夜の箱を降りると
汚れた水の匂いがしていた
誰も修復できない悪夢の兆し
階段を降りずに佇んでいる
1月22日

†太陽の神殿†
それからページの裏側に
サインをしたのだ
見えもしない神殿に巡礼する
太陽の神々が降臨している
1月21日

†記録†
振動は響き渡っていた
大地が揺れているのだと言う
静止した群像の中
一人で踊るものがいた
1月17日

†黄金の輪舞†
ついに壊れてしまったの
硝子の中に黄金の針が溺れている
もう酔いは醒めたの
小さな鱗は沈んでいる
1月16日

†指標†
指し示す磁針が回り始めて
眩暈のする地点に至った
目に見えない旨い物の匂い
不意に扉が開くのを見ている
1月10日

†言葉†
青いペンで拾い上げようとする
見知らぬ言葉に身を任せて
水で編まれた物語
目に焼き付けておこう
1月3日

 
 

 
 
 
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