|
|
 |
|
 |
| |
†皮革†
メロンは私の苦しみ 陽光に苛まれた恩寵というのだ もう、果実が甘いなどと 思うことはないだろうに
7月31日
|
†夜の箱II†
とても近い 夏の夜の息が点滅するのを見た とても遠い 流れの向こうに投げ出される痛み
7月30日
|
†箱の夜†
光を拾っては、箱に納めていた これは外へ開かれていく紙包み サテンのリボンの速度は 応えよりも滑らかに光った
7月30日
|
†限られた果実†
時計草が告げるように 太陽の循環にそって この手が触れたのは約束だった 怖れの向こうの酸い輝き
7月26日
|
†土の時間†
曖昧な予言が底に沈む 渦巻くはなづなの白い夢 繰り返しなぞることはできるのか その生命の文様は
7月25日
|
†エスプレッソ†
最後の一滴 駆け足の押印 黒い土星の申し子が 今、ピリオドを打つ
7月24日
|
†放浪†
かきまわして引きずり出した それが、根 何と絡み合っていたのか 痛みを吸い上げていた彼岸で
7月23日
|
†種子†
私は鍵を見出だしたのか 扉の前の自問自答 水晶の中に差し入れても 取り出せるものとてないものを
7月22日
|
†髪†
床に散らばるト音記号 もつれた音譜どもの叫び すべては費やされた 夏草の運命はごみ箱行きだ
7月22日
|
|
|
 |
|
 |
|