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†花売り†
蕾を机に飾るつもりはありませんか 楕円を立てて その片隅で 眠たげな瞼の下に潜む 熱い蜂と共に
3月11日
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†春風†
擬装工作を始めた 弱い花は強い茎の上揺られ ネックレスの長さで 貴石は目を惑わせる
3月11日
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†残夢†
四角い硝子が積み重ねられている 朝が来ると音を引き出して 夜が来ると忘れて混じっていく 昨日の声と命の残り
3月9日
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†メロンソーダの記憶†
胸の辺りで緑の匂いが漂っている ある水平線以上のところでは 沫が弾けて記憶を刺激し続ける 緑の染みは洗い流せはしない
3月9日
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†水辺遊び†
あまりに遅すぎた 悩みは尽きない泉 鳩には夜を羽ばたかせ 蛙は歌に溺れている
3月3日
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†午後の一刻†
耳は水盤だった 雨だれのような囁きを受けていた 散りしだかれた花びらを浮かべ 窓から見上げる雲
3月2日
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