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†食卓にて†
手探りの食事が続いた 沈黙が骨を拾い上げた 味覚は今、正しく導こうとしている この冷たい歓喜の源泉に
2月27日
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†他人の顔†
誰かの阿鼻叫喚を 誰かの船に乗せて流している 無理やりに耳に押し込んで もう何の予測もつかない
2月26日
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†異邦の掟†
虐殺者が振り返ることはない 彼女は港についた時に鞄を失う 時計は砂漠の砂で息絶えてしまう 一直線の傷跡は風に吹き払われてしまう
2月25日
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†剥落†
生えていた鱗を一枚一枚剥がすと 薄紙に包まれていた水が 書き込まれた文字の合間より昇華した 版木はエーテルに浸されて残る
2月25日
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†泥濘†
光は一瞬にして消え去り 雨が紙を溶かしさる 銀河の星の軌跡を墨で描こうとしていた 泥の中には指の跡が沈んで行った
2月25日
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†雲†
横たわっていた肢体から 流れ落ちる言葉がある 隠蔽される光ではなく 揮発して失われた花粉
2月22日
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†河下り†
待っている時間が長すぎたので 白い帆を上げたファルーカに乗り 午後を滑りだそうとしている 彼岸は打ち捨てられた追憶
2月20日
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†蓋を開けると†
壷の中で腐った果実は 酒になる暇などない 水辺に打ち上げられた缶詰の ラベルは読めなくなるだろう
2月20日
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†出立†
灰の味を味わったのを覚えている 突端の最果ての風の音が 耳を奪ったのを覚えている 靴紐を結んで行かなければならない
2月18日
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†情景†
夕暮れに腕を伸ばして求めているものは 夜を受け皿に湛えて飲み干す 空の傷口は縫いとめられても 溢れるままとどめえずに溺れている
2月16日
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†秘策†
誰にも咎められることがないように 指輪をはめて回して これでお仕舞いだ 回転するものは目を閉じるのだ
2月15日
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