■ 柘 榴 の 間 ■
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†深夜の曳航†
もう祈りには間に合わない
硝子の甕を割ってしまったのだ
巻き上げられた網に掛かり
鈍重な意思は床を引きずられて行く
6月24日
†順行†
縞模様のある休息
航海は順風に恵まれていたと
退屈な昼間さえあったと
雲の合間の光がつぶやく
6月7日
†雫†
もう頃合だ
と、緑を摘みとる指先
法則が流れ落ちてゆく
声が滑らかにすべってゆく
6月6日
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