居 - 漢字私註

説文解字

尸部居字條

居
蹲也。从古者、居从
尸部
踞
俗居从

説文解字注

居
蹲也。从尸古聲。
第二句の註に各本作古者居从古。乖於全書之例。淺人因下云俗居从足而竄改譌謬耳。今正。といふ。
𧿃
俗居从
註に小徐本如此、不誤。大徐本篆作踞、非也。小徐云、𧿃一本从居。則小徐時固有兩本。といふ。

几部凥字條

凥
處也。从尸得而止。『孝經』曰、仲尼凥。凥、謂閒居如此。
十四几部

康煕字典

部・劃數
尸部五劃
古文

『廣韻』九魚切『集韻』『韻會』『正韻』斤於切、𠀤音車。『說文』凥處也。从尸、得几而止也。引孝經、仲尼凥、凥謂閒居、如此會意。今文作居。

又『廣韻』安也。『書・盤庚』奠厥攸居。『禮・王制』凡居民、量地以制邑、度地以居民、地邑居民、必參相得。

又『書・舜典』五宅三居。《註》三居、謂周之夷服、鎮服、蕃服也。

又坐也。『論語・陽貨』居、吾語女。

又積也、蓄也。『書・皋陶謨』懋遷有無化居。《註》化、易也。謂交易其所居積也。

又『史記・平準書』富商𨍭穀百數、廢居、居邑。『徐廣註』廢居、貯蓄之名。有所廢、有所蓄、言乗時射利也。

又止也。『禮・月令』季秋行春令、師興不居。《疏》不休止也。

又海鳥曰爰居。『魯語』爰居止於魯東門外。

又姓。漢居般、封宋城侯。

又『廣韻』『集韻』『韻會』𠀤居之切、音基。語助辭。『禮・檀弓』公儀仲子之喪、舍其孫而立其子。檀弓曰、何居、我未之前聞也。《註》怪之之辭、猶言何故也。一說何居、猶言此義何處。居讀如字、不必改音基。『集韻』通作其。

又叶居御切、音據。『詩・召南』惟鳩居之。叶下御。『唐風』無巳太康、職思其居。叶下瞿。瞿去聲。

○按『說文』居、一訓蹲。『長箋』以凥爲凥處、居爲蹲踞。『韻會』『正韻』收入御韻、引『詩』居居懷惡、不相親比、是居有倨音。『正字通』云、蹲踞通作倨。居止、居處、與蹲踞、貴倨、从經史分見可也。

部・劃數
尸部五劃

『玉篇』古文字。註見上。

部・劃數
宀部五劃

『字彙補』古字。註見尸部五畫。『說文先訓』古文居處之居从宀。今之居乃倨也。

部・劃數
足部三劃

『集韻』斤於切。同居。『類篇』居、或作踞𧿃。臣光按、說文尸部居字云俗居从足、當作𧿃。今本誤作踞、非。

部・劃數
几部三劃

『集韻』『正韻』𠀤斤於切、音居。『說文』處也。从尸、得几而止也。『玉篇』與同。『晉書・胡母謙傳』凥背東壁。『正韻』古居字。凥从几案之几、與尻字不同。

音訓

(1) キョ(漢) コ(呉) 〈『廣韻・上平聲・魚・居』九魚切〉
(2) キ(漢、呉) 〈『廣韻・上平聲・之・姬』居之切〉
(1) ゐる。をる。すわる。すまひ(住居)。おく。
(2) や

音(2)は助辭に用ゐる。

解字

白川

正字は凥に作り、の會意。几は牀几。牀几に腰掛ける形。間居するときの姿。居はその形聲字で聲。

説文解字は兩字を區別し、凥字條にるなり、居字條にうづくまるなりとする。また凥字條に仲尼、凥すと『古文孝經』の句を引き、『釋文』に引く『鄭本』も同じ。今本は居に作る。

凥、居が同字として用ゐられるに及んで、別に形聲字の踞が作られた。

藤堂

(尻)と音符(固。固定させる。据ゑる。)の會意兼形聲。臺上に尻を乘せて、腰を落ち著けること。踞(尻を下ろして構へる)の原字。

尸(尻)と(脚つきの臺)の會意。ある場所に尻を落ち著けることを示す。居は凥の後に出來た字。

漢字多功能字庫

金文では居に二つの字形がある。一つは西周で出現し、广あるいはと、に從ひ、屋宇(家屋)の下に人の立つさまに象る。《汗簡》の古文と相同じ。金文では周王が臨時に駐留する所を表す。蔡簋王在淢㡴

いま一つは戰國以後に出現し、に從ひ聲。尸は人の形に象る。金文では姓氏、人名に用ゐる。九年呂不韋戟東工守文居。また地名に用ゐる。鄂君啟車節居鄵(巢)

戰國竹簡や漢帛書では居、處は通用する。《郭店楚簡・老子丙》戰勝則以喪禮居之の「居」を、今本や漢帛書《老子》は「處」に作る。

屬性

U+5C45
JIS: 1-21-79
當用漢字・常用漢字
U+3790
U+3752
𧿃
U+27FC3
U+51E5
JIS X 0212: 19-10

関聯字

居聲の字