㫃 - 漢字私註

説文解字

㫃
旌旗之游、㫃蹇之皃。从、曲而下、垂㫃相出入也。讀若偃。古人名㫃、字子游。凡㫃人之屬皆从㫃。
㫃部
㫃
古文㫃字。象形。及象旌旗之游。

康煕字典

部・劃數
方部二劃

『玉篇』『唐韻』『廣韻』『韻會』於幰切『集韻』『類篇』隱幰切、𠀤音匽。與偃同。『說文』旌旗之遊㫃蹇之貌。从屮。曲而下垂、㫃相出入也。

又人名。字子游。『玉篇』舞歌。今作

又『廣韻』『集韻』𠀤於蹇切、音鼴。義同。

音訓

エン(漢) 〈『廣韻・上聲・阮・偃』於幰切〉〈『廣韻・上聲・獮・㫃』於蹇切〉
はた。はたあし。ふきながし。

解字

旗の類の象形。方とは關係ない。

白川

象形。旗竿とそれに著けた吹き流しの形を象る。

藤堂

象形。旗の搖らめくさまを描いたもの。旗指物を表すのに用ゐられる。

落合

軍旗の象形。甲骨文の左側に柄の部分があり、上部に吹き流しが風に靡く樣子が表現されてゐる。

甲骨文での用義は次のとほり。

  1. 旗。軍旗。《合集補編》5121辛丑卜㱿貞、王夢㫃、惟祐。
  2. 動詞。旗を立てる儀禮か。《合集》31023勿㫃。
  3. 地名またはその長。
游㫃
祭祀名か。

甲骨文の要素としては具體的に軍旗を用ゐた行爲のほか、軍隊の象徵としても用ゐられる。

漢字多功能字庫

甲骨文、金文は、旗が竿上ではためく形を象り、旂、旗の初文。

甲骨文での用義は次のとほり。

金文での用義は次のとほり。

屬性

U+3AC3

関聯字

㫃に從ふ字

説文解字・㫃部など。