奧 - 漢字私註

説文解字

奧
宛也。室之西南隅。从𢍏聲。臣鉉等曰、𢍏非聲、未詳。烏到切。
宀部

説文解字注

奧
宛也。奧雙聲。宛者、委曲也。室之西南隅、宛然深藏、室之尊處也。室之西南隅。从宀𢍏聲。烏到切。古音在三部。按《𠬞部》𢍏讀若書卷。則奧宜讀若怨。而古音不尒者、取雙聲爲聲也。

康煕字典

部・劃數
大部・十劃

『唐韻』烏到切『集韻』『韻會』『正韻』於到切、𠀤音墺。室西南隅、人所安息也。『禮・曲禮』爲人子者、居不主奧。『禮運』人情以爲田、故人以爲奧也。

又五祀之祭。《饒雙峰曰》五祀、先設主席、而祭于其所、親之也。後迎尸而祭于奧、尊之也。

又官職。『東觀漢記』桓帝時、初置祕書監、宜掌祕奧。

又積聚。『周語』野無奧草。

又烹和也。『荀子・大略篇』泔之傷人、不若奧之。

又山名。『山海經』丑陽之東三百里曰奧山、奧水出焉。

又七亂切、音竄。爨神也。『禮・禮運』奧者、老婦之祭也。《註》奧、當作爨、祭至尸食竟而祭爨神、其神則先炊也、故謂之老婦。

又『正韻』乙六切、音郁。隈也。水內曰奧。與隩通。

又與燠同。『詩・小雅』日月方奧。『前漢・五行志』厥罰常奧。

从釆。俗作、非。『正字通』【字彙】廾部𢍢、音訓重出、今倂于此。

部・劃數
廾部・十劃

『說文』本字。从宀𢍏聲。『六書正譌』从宀、屋也。从釆从廾者、辨其尊位而奉之、會意。俗作、非。

部・劃數
宀部・十一劃

『正字通』同。『說文』篆从宀。宀卽勹之變體。廾省从大。

部・劃數
宀部・十三劃

『正字通』俗字。『說文』𡪿、宛也、从宀𢍏、室之西南隅。《徐曰》宛、深也。从宷、古審字也。人所居、故从宀、會意。本作奧、俗作𡪿。互詳見大部奧字註。

廣韻

四聲・韻・小韻
去聲
反切
烏到切

深也。内也。主也。藏也。『爾雅』云、西南隅謂之奥。烏到切。十一。

音訓

⦅一⦆

反切
廣韻・去聲』烏到切
官話
ào
粤語
ou3
日本語音
アウ(漢、呉)
おく
ふかい: 深奧

⦅二⦆

反切
『康煕字典』引『正韻』乙六切 (音郁、入聲屋韻)
官話
粤語
juk1
日本語音
ヰク(漢)
ヲク(呉)
くま
あたたかい

解字

白川

の會意。

『説文解字』に宛なり。室の西南隅なり。とするが、宛は字の誤りであらう。

宀は神聖な建物。釆は獸掌の象で膰肉の類。廾はこれを神に薦める意。その祀所を奧といふ。

藤堂

(覆ひ)とと兩手の會意。釆は、播の原字で、細々した物が散在するさま。奧は、屋根に圍まれた部屋の隅にある細々した物を手探りするさまを示す。

漢字多功能字庫

に從ひ𢍏聲。本義は室内の西南の隅。『儀禮・少牢饋食禮』司宮筵於奧、祝設几於筵上、右之。鄭玄注室中西南隅謂之奧。

ひろく室内の深き處を指す。『淮南子・時則訓』涼風始至、蟋蟀居奧。

また内室(奧方)を指す。漢・孔融〈薦禰衡表〉初涉藝文、升堂睹奧。

また祕密の處を指す。漢・揚雄『太玄・文』酋考其親、冥反其奧。

また深いことを表す。『文選・蔡邕・郭有道碑』浩浩焉、汪汪焉、奧乎不可測已。李善注深不可測。

奧妙、微妙を指す。『書・序至於夏、商、周之書、雖設教不倫、『雅』『誥』奧義、其歸一揆。

屬性

U+5967
JIS: 1-52-92
人名用漢字
𢍢
U+22362
𡪃
U+21A83
𡪿
U+21ABF
U+5965
JIS: 1-17-92
當用漢字・常用漢字