確 - 漢字私註

康煕字典

部・劃數
石部・十劃

『廣韻』苦角切『集韻』『韻會』克角切、𠀤音䐨。音1堅也、靳固也。『易・乾卦』確乎其不可拔。『莊子・應帝王』確乎能其事。《註》堅貌。

又剛也。『易・繫辭』夫乾確然示人易矣。

亦作

部・劃數
石部・十劃

『正字通』同

又地名。音2『魏書・孝文紀』行幸碻磝。○按碻又作鄗。【左傳・宣十二年】晉師在敖鄗之閒。【註】鄗、苦交反。敖鄗二山在滎陽縣西北。

異體字

『廣韻』『集韻』所載。

音訓義

カク(漢)(呉)⦅一⦆
カウ⦅二⦆
かたい⦅一⦆
たしか⦅一⦆
官話
què⦅一⦆
qiāo⦅二⦆
粤語
kok3⦅一⦆

⦅一⦆

反切
廣韻・入聲㱿』苦角切
集韻・入聲上屋第一覺第四㱿』克角切
『五音集韻・入聲卷第十三・覺第四・溪二䐨』苦角切
聲母
溪(牙音・次清)
等呼
官話
què
粤語
kok3
日本語音
カク(漢)(呉)
かたい
たしか
『廣韻』: 靳固也。或作碻。 : 上同。
『集韻』確碻: 堅也。或作碻。
『康煕字典』上揭

⦅二⦆

官話
qiāo
日本語音
カウ
碻磝カウガウは、石多く平らでないさま。また地名。(zhwp)
『康煕字典』上揭

解字

白川

形聲。聲符は隺。隺は鳥の高飛するのを妨げて、確くとめておく形。

『玉篇』に堅固なりとし、字をまたに作る。また碻、礭、に作ることもある。霍は隺の繁文。は枯骨の形に從ふ。

藤堂

と音符隺の形聲。もと堅くて白い石英。石のやうに堅くて、しかも明白な、の意を含む。隺(高く飛ぶ白い鳥)とは直接の關係はない。

漢字多功能字庫

に從ひ隺聲。堅固、堅硬を表す。『玉篇・石部』確、堅固也。『莊子・應帝王』正而後行、確乎能其事者而已矣。

堅定(搖るぎない、確固とした)、堅決(斷固としてゐる、動搖しない、きつぱりしてゐる)を表す。晉・袁宏〈三國名臣序贊〉堂堂孔明、基宇宏邈……初九龍盤、雅志彌確。

また眞實、准確(正確、高精度)を表す。『新唐書・盧從願傳』(盧從愿)數充校考使、升退詳確。

屬性

U+78BA
JIS: 1-19-46
當用漢字・常用漢字
U+78BB
JIS: 2-82-47
JIS X 0212: 48-1

關聯字

確の簡体字に确を用ゐる。