噦 - 漢字私註

説文解字

噦
气啎也。从聲。於月切。
口部

説文解字注

噦
气啎也。啎、逆也。『通俗文』曰、氣逆曰噦。『〔禮記〕內則』曰、不敢噦噫。『〔黃帝內經〕靈樞經〔九鍼論〕』說六府氣、胃爲氣逆噦。从口歲聲。於月切。十五部。

康煕字典

部・劃數
口部・十三劃

『唐韻』『集韻』『韻會』𠀤於月切、音黦。『說文』气啎也。『玉篇』逆氣也。『禮・內則』不敢噦噫嚏咳。『正字通』方書、有物無聲曰吐、有聲無物曰噦、有物有聲曰嘔。『集韻』或作𣤠

又『廣韻』『集韻』『韻會』𠀤乙劣切、音㦣。義同。

又『廣韻』呼會切『集韻』『韻會』呼外切、𠀤音翽。『玉篇』鳥鳴也。『詩・小雅』鸞聲噦噦。《傳》噦噦、徐行有節也。『釋文』呼會反。『集韻』本作、同

又『詩・小雅』噦噦其冥。《箋》噦噦猶煟煟也、寬明之貌。

又『集韻』『韻會』𠀤呼惠切、音嘒。『詩・小雅』鸞聲噦噦。徐邈讀。

又『集韻』『韻會』𠀤許穢切、音喙。與同。頤下毛。一曰頰也。

部・劃數
欠部・十三劃

『集韻』同

異體字

簡体字。

音訓・用義

(1) ヱツ(漢) ヲチ(呉) 〈『廣韻・入聲・月・𡡕』於月切/『廣韻・入聲・薛・噦』乙劣切〉[yuě]{jyut6/jyut6}
(2) クヮイ(漢) クヱ(呉) 〈『廣韻・去聲・泰・𧬨』呼會切〉[huì]{wai3}
(1) しゃっくり。ゑづく。

音(2)に讀んで、鳥の鳴く聲の形容、馬の鈴の音の形容、また寬く明るいさまをいふ。

解字

白川

形聲。聲符は。歲に(クヮイ)の聲がある。

『説文解字』にもどすなりとあつて吐氣を催す意とするが、『詩』に噦噦を鈴の音の擬聲語に用ゐてをり、その用例が古い。

藤堂

と音符の形聲。

屬性

U+5666
JIS: 1-15-21
JIS X 0212: 22-45
𣤠
U+23920
U+54D5