訝 - 漢字私註

説文解字

訝

相迎也。从聲。『周禮』曰「諸侯有卿訝發」。吾駕切。

言部
迓

訝或从

別條に揭出する。

説文解字注

訝

相迎也。『周禮』曰「諸矦有卿訝也」。秋官・掌訝職』文。惟『周禮』作訝、他經皆作、如『詩〔召南・鵲巢〕』百㒳御之。毛曰、御、迎也。以御田祖。《箋》云、御、迎也。『書〔盤庚中〕』予御續乃命于天、『〔同・牧誓〕』弗御克奔、以役西土、『〔同・洛誥〕』御衡不迷、某氏皆訓迎。故衞包遂皆改爲迓。『〔儀禮〕士昏禮』媵御、『〔禮記〕曲禮』大夫士必自御之、『穀梁傳〔成元年〕』跛者御跛者、眇者御眇者、『列子〔周穆王〕』遇駭鹿御而擊之、皆訓迎。則皆訝之同音假借。

从言。迎必有言、故從言。

牙聲。吾駕切。古音在五部。此下鉉增字、云「訝或從辵」、爲十九文之一。按迓俗字、出於許後。衞包無識、用以改經。不必增也。

康煕字典

部・劃數
言部・四劃

『唐韻』吾駕切『集韻』魚駕切『韻會』『正韻』五駕切、𠀤音砑。『說文』相迎也。引周禮秋官、諸侯有卿訝。《徐曰》按『周禮』使將至、使卿訝。謂以言辭迎而勞之也。又『訝士註』士官之迎四方賔客者。『儀禮・聘禮』厥明訝賔于館。《註》迎也。

又『廣韻』嗟訝也。『增韻』疑怪也。『呂覽・必已篇』無訝無訾。『唐書・李勣傳』使至、高祖訝無表。『韓愈・縣齋有懷詩』睢盱互猜訝。

又『玉篇』與同。『書・盤庚』余迓續乃命于天。《傳》迓、迎也。

又『集韻』或作。『詩・召南』百兩御之。『釋文』御、本亦作訝。

又『集韻』或作輅。『左傳・宣二年』宋狂狡輅鄭人。《註》輅、迎也。

又『音學五書』通作梧。『儀禮・聘禮』賔進訝受几于筵前。《註》今文訝爲梧、五故切。

又與通。『周禮・冬官』輪人爲輪牙也者、以爲固抱也。《註》鄭司農云:牙讀如訝。《疏》訝、迎也。此車牙亦輮之、使兩頭相迎、故讀從之。

『說文』重文从辵作、隸省作迓。

集韻

卷・韻・小韻
去聲下禡第四十
反切
魚駕切音1

魚駕切。

『說文』相迎也。引『周禮』諸侯有卿訝發。

或作輅。

訝、一曰、疑也。

文十五。

異體字

簡体字。

音訓義

ガ(漢) ゲ(呉) ゲン(慣)⦅一⦆
むかへる⦅一⦆
いぶかる⦅一⦆
官話
⦅一⦆
粤語
ngaa6⦅一⦆

⦅一⦆

反切
廣韻・去聲』吾駕切
集韻・去聲下禡第四十』魚駕切集韻1
『五音集韻・去聲卷第十一・禡第十七・疑二・迓』吾駕切
聲母
疑(牙音・全濁)
等呼
官話
粤語
ngaa6
日本語音
ガ(漢)
ゲ(呉)
ゲン(慣)
むかへる
いぶかる

解字

白川

形聲。聲符は

『説文解字』に相ひ迎ふるなりとあり、と同義。

儀禮・聘禮』に厥明、訝賓於館。(の明、賓を館に訝ふ。)と見える。

藤堂

と音符の會意兼形聲。牙は、枒(組み木)の原字で、二本の柱に切り込みを入れて嚙み合はせてつないだ姿を描いた象形字。嚙み合ふ、交叉するといふ基本義を含む。訝は、向かうから來る人を、こちらから出迎へて、途中で嚙み合ふこと。

屬性

U+8A1D
JIS: 1-75-35
U+8BB6