髡 - 漢字私註

説文解字

髡
𩮜髮也。从聲。苦昆切。
髟部
髨
或从

説文解字注

髡
𩮜髮也。楚辭・涉江』接輿髡首。《王注》云、髡、剔也。剔者、俗𩮜字。『周禮〔秋官・掌戮〕』髡者使守積。《注》云、此必王之同族不宮者。宮之爲翦其類。髡之而巳。《而部〔耏字條〕》曰、罪不至髡。完其而鬢曰耏。从髟兀聲。苦昆切。十三部。
髨
或从元。元亦兀聲也。故亦从元聲。古或假完爲髡。如『漢・㓝法志』完者使守積。『王制・注』同。

康煕字典

部・劃數
髟部・三劃

『唐韻』苦昆切『集韻』『韻會』『正韻』枯昆切、𠀤音坤。『說文』𩮜髮也。从髟兀聲。或从元。『周禮・秋官・掌戮』髡者使守積。《註》王之同族不宮之者、髡頭而已。『前漢・𠛬法志』當黥者、髡鉗爲城旦舂。

又人名。『孟子・註』淳于髡、齊之辨士。

又樹禿曰髡。『齊民要術』種柳千樹足柴、歲可髡二百樹。

又『集韻』去骨切、音窟。又五忽切、音兀。義𠀤同。

部・劃數
髟部・二劃

『韻會』俗字。本从兀、不从几。

部・劃數
髟部・四劃

『說文』與同。

音訓

コン(漢、呉) 〈『廣韻・上平聲・䰟・坤』苦昆切〉[kūn]{kwan1}
かる。そる。きる。

解字

白川

形聲。聲符は。兀は頭髮を切り落とした形。

『説文解字』に髮を𩮜るなりとあり、刑罰として行ふ。

更に首械くびかせを加へることを髡鉗といふ。

兀は兀者の側面形。その正面形は而。雨乞ひに從ふものは需、そのやうな巫祝者がのち儒となつた。

藤堂

(髮の毛)と音符(禿)の會意兼形聲。兀は、凸型の禿山を描いた象形字。

漢字多功能字庫

髡は異體を亦た髨に作る。字義は剃髮。

屬性

U+9AE1
U+9AE0
JIS: 2-93-19
JIS X 0212: 73-78
U+9AE8