伍 - 漢字私註

説文解字

伍
相參伍也。从
人部

康煕字典

部・劃數
人部四劃

『唐韻』『韻會』疑古切『集韻』『正韻』阮古切、𠀤音五。『周禮・小司徒』五人爲伍。『說文』相參伍也。三相參爲參、五相伍爲伍。『周禮・天官』設其參傅其伍。《註》參謂卿三人、伍謂大夫五人。

又『齊語』五家爲軌、故五人爲伍。軌長帥之。又『孫子』用兵之法、全軍爲上、破軍次之。全伍爲上、破伍次之。『左傳・桓五年』先偏後伍、伍承彌縫。《註》司馬法、車戰、二十五乗爲偏、以車居前、以伍次之、承偏之隙而彌縫闕漏也。

又五家相保曰伍。『左傳・襄三十年』子產使盧井有伍、輿人誦之曰、取我田疇而伍之。

又漢制有尺籍伍符。

又與衆雜處曰伍。『史記・司馬穰苴傳』臣素𤰞賤、君擢之閭伍之中。又『韓信傳』信過樊將軍門、歎曰、生乃與噲等伍。

又『前漢・律歷志』隂陽相生、自黃鐘始、而左旋、八八爲伍。《註》孟康曰、從子數辰至未得八、下生林鐘、數未至寅得八、上生太簇。律上下相生、皆以此爲率。伍、耦也。八八爲耦。

又姓。

音訓

ゴ(漢)(呉) 〈『廣韻・上聲』疑古切〉[wǔ]{ng5}
いつつ。くみ。なかま。まじはる。

解字

白川

形聲。聲符は

説文解字に相ひ參伍するなりとあり、仲間に加はる意。

管子・立政』に五家為伍(五家を伍と爲す)とあり、五家を一組とする行政的な單位があつた。

軍中では隊伍をいふ。

藤堂

と音符の會意兼形聲。五人の意を表す。

屬性

U+4F0D
JIS: 1-24-64
人名用漢字

関聯字

伍を五の大字に用ゐる。