読書メモのページ
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「星降る夜のクリスマス」
長野まゆみ 著 河出書房新社 3月17日 |
クリスマスを舞台にしたある少年の一日の物語。フランス/パリ風の雰囲気を取り入れた設定の小品。話自体は、まあまあ、というところ。 本人のイラスト付きで、ポストカードに切りとってみるのも面白いかもしれない。 |
「海に霧 寺山修司短歌俳句集」
寺山修司 著 集英文庫 3月16日 |
寺山修司の歌集。「身を捨つるほどの祖国はありや」など有名な歌も収められている。ボルシェヴィキ思想の書物などの影響の見られる短歌もあって面白い。 どれを取っても鮮烈。 |
「天球儀文庫@ 月の輪船」
長野まゆみ 著 作品社 3月15日 |
久しぶりに読む長野まゆみ。以前に買っておいて読まずにいたものを発掘。 今更ながらに、長野まゆみの構築する独特な世界に魅了される。少年、近未来的でありながらレトロな不思議な学校空間、夏休み。 やはり先駆者だけはある、読んでいて面白い。 |
「続折々の歌」
大岡信編 著 岩波文庫 3月15日 |
朝日新聞に連載されていた「折々の歌」をまとめたもの。 自分好みの歌人を探す手がかりに。 |
「時計館の殺人」
綾辻行人 著 講談社文庫 3月14日 |
これは面白かった。トリックも良いし、追い詰められて行く密室殺人の描き方、意外な犯人(それほど意外でもないか?)、楽しめる。 |
「ひとりで歩く女」
ヘレン・マクロイ 著 創元推理文庫 3月12日 |
1948年の作品。洋上で起きる殺人事件。一つの手記からそれは始まる…。 西インド諸島、という言葉だけで買った本だったが、期待以上に面白かった。構成もきっちりとしていて、最後まで読ませるし、予め手がかりは、全て書かれているので、謎解きをするのも楽しい。 時代感は多少あるが、現代に読んでも遜色なく楽しめる一冊だと思う。 |
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こちらは詩集・ミステリを中心とした読書メモのページです。気が向いたら随時更新。
アラブ小説・ナイアドプレス出版作品については、別ページでまとめています。 |
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