憪 - 漢字私註

説文解字

憪
愉也。从聲。
心部

康煕字典

部・劃數
心部十二劃

『唐韻』戸閒切『集韻』『韻會』何閒切。『說文』愉也。从心閒聲。『廣韻』心靜也。或作𢡿

又『玉篇』『廣韻』『集韻』𠀤下赧切、音僩。『廣韻』寬大貌。

又不安貌。『史記・文帝紀』憪然念外人之有非。

又勁忿貌。『唐書・王叔文傳』憪然以爲天下無人。

又『韻會』『正韻』𠀤下𥳑切、音限。義同。

異體字

或體。

音訓・用義

(1) カン(漢) 〈『廣韻・上平聲・山・閑』戸閒切〉[xián]{haan4}
(2) カン(漢) 〈『廣韻・上聲・潸・僩』下赧切〉[xiàn]{haan5/haan6}
(1) たのしむ。しづか。

音(2)は、安からざるさま、つよ忿いかるさまに用ゐる。

解字

藤堂

と音符の會意兼形聲。閒は、門の隙間があいて月が見えるさま。ゆとりやすきまのある意を含む。憪は、心にゆとりのあること。

屬性

U+61AA
JIS X 0212: 30-75
𢡿
U+2287F