呬 - 漢字私註

説文解字

呬

東夷謂息爲呬。从口四聲。『詩』曰、犬夷呬矣。

二・口部

康煕字典

部・劃數

口部五劃

『唐韻』『集韻』𠀤虛器切、音屓。『說文』東夷謂息爲呬、引『詩・大雅』昆夷呬矣。○按『詩』本作昆夷駾矣、維其喙矣。《傳》喙、息也。『說文』攺駾作呬、非。『張衡・思𤣥賦』呬河林之蓁蓁。《註》呬、息也。一作怬。『集韻』或作嚊。

又『集韻』許四切、音㕧。『爾雅・釋詁』呬、息也。《註》施乾讀音㕧。『揚子・方言』東齊曰呬。《註》呬、許四反。

又『廣韻』丑利切。『集韻』丑二切、𠀤音杘。『廣韻』本作訵、隂知也。

又『集韻』郞丁切、音靈。衆聲也。

部・劃數

心部五劃

『集韻』許異切、與呬同。息也。『張衡・思玄賦』怬河林之蓁蓁兮。

音訓

音

キ(漢、呉) 〈『廣韻・去聲・至・齂』虚器切〉

訓

いき。いこふ。

解字

白川

形聲。聲符は四。

正字は恐らく墍に作り、旣聲。呬はその別體であらう。

説文解字に東夷の語とする。字はまた嚊に作る。

藤堂

口と音符四の會意兼形聲。四はヒッヒッと分散して息を出すさまを示す會意字で、呬の原字。

屬性

呬

U+546C

JIS: 2-3-75

怬

U+602C