廻 - 漢字私註

康煕字典

部・劃數
廴部六劃

『篇韻』同。『史記・鄒陽傳』墨子廻車。○按韻書無此廻字。據『廣韻』廻當作

異體字

或體。

或體。

音訓

クヮイ(漢) ヱ(呉) 〈『廣韻・上平聲・灰・回』户恢切〉
めぐる。まはる。かへる(廻顧)。

解字

白川

形聲。聲符は

、廻はともに説文解字に見えず、回と同義の字であらう。廴は延、廷など、儀禮の場所やその建造物を示し、聖所を區劃する意。迴はその行動を示す動詞的な字。いづれも回の限定的な用法の字であらう。

語彙には迴、廻いづれの字をも用ゐる。

藤堂

廴と音符の會意兼形聲。回はまるく廻轉するさまを示す。廴は進み步くことを示す。廻はぐるぐると回つて進むこと。

屬性

U+5EFB
JIS: 1-18-86
人名用漢字
U+5EFD
JIS: 2-12-12
𢌞
U+2231E
JIS: 2-12-11