𠬪 - 漢字私註

説文解字

𠬪
物落。上下相付也。从。凡𠬪之屬皆从𠬪。讀若『詩』摽有梅。
𠬪部

康煕字典

部・劃數
又部四劃

『玉篇』平表切、瓢上聲。『說文』物落、上下相付也。从爪从又。『玉篇』今作檦莩。『集韻』又作𦭼。

又『集韻』婢小切。與摽通、落也。

音訓

ヘウ 〈『廣韻・上聲・小・藨』平表切〉
なげる。なげわたす。おちる。

解字

白川

の會意。上下の手を合はせた形。上からは與へ、下からは受ける形。

『説文解字』に讀みて、『詩』のつるものに梅有りの若くすと、摽(ヘウ)の音で讀むといふ。『詩・召南・摽有梅』は投果の俗を歌ふもので、この摽は『玉篇』に擊つなりと訓ずるのがよく、『詩・衞風・木瓜』もその俗を歌ふ。かがい(補註: 歌垣)のときなどに、女が果物を投げて、男の愛情を試みることがあつた。

屬性

𠬪
U+20B2A

関聯字

𠬪に從ふ字

説文解字・𠬪部』など。