早 - 漢字私註

説文解字

早
晨也。从上。
説文解字注は初句を䢅也。につくる。
日部

康煕字典

部・劃數
日部・二劃

『廣韻』『集韻』『韻會』『正韻』𠀤子皓切、遭上聲。『說文』晨也。

又先也。『易・坤卦』由辨之不早辨也。

又與皁同。『周禮・地官・司徒』宜皁物。《註》皁物、柞、栗之屬。『釋文』皁音早。本或作早。

『說文』作𣅼。从日在甲上。

部・劃數
日部五劃

『說文』作𣅼、从日在甲上。

音訓・用義

サウ(漢、呉) 〈『廣韻・上聲・晧・早』子晧切〉
はやい。すみやか。あさ。あした。つとに。

解字

白川

匙の象形。早晩の字に假借して用ゐる。

字は匙の象形で、これに柄の部分をつけると是となる。是は匙の初文。

《石鼓文・作原石》の草の字を《呉人石》に是に從ふ形につくる。

のち假借して早晩の早、早急の意に用ゐる。

字はまたにつくる。

藤堂

象形。櫟やはんの木の實を描いたもの。皁とも書き、その外皮は黑い染料に用ゐる。黑い意より轉じて、朝の暗い時を指す。『釋名・釋綵帛』に皂、早也。日未出時、早起視物皆黑、此色如之也。(皁とは早なり。日未だ出でざる時、早起して物視れば皆黑し、此の色之の如くなり。)とある。

漢字多功能字庫

金文はに從ふ。甲は十干の第一、始めの意がある。故に早は日が出始めるの意、太陽が出始める時間帶を表す。後期金文で形聲字に變はり、日に從ひ棗聲、早晩、遲早の早を表す。中山王鼎早棄羣臣。金文の從ふところの棗はあるいは省略してにつくる(十四年武城令戈)。

簡帛、典籍では多くを借りて早となす。《馬王堆・戰國縱橫家書》君之封地不可不蚤(早)定。『孟子』蚤起。また棗を借りて早となす。《睡虎地秦簡・日書甲種》利棗(早)不利莫(暮)

屬性

U+65E9
JIS: 1-33-65
當用漢字・常用漢字
𣅼
U+2317C