穴拔け日記 (平成16年1月)



1月31日 (土)

私事・獨語

ノートに感染したウイルスが、これというた實害はないものの、がたがた煩いので、意を決して再インストール。この忙しいときに何させやがる。おかげで?だいぶすつきりしたが、訣の分からんトラブルはいつも通り吾を惱ますのであつた。


1月28日 (水)

私事・獨語

好い加減論文に手を附けないとまづいので取り敢へず手を附けてみたが、なかなか上手い文章を捻れる譯でもなく、參考文献をあれこれ讀んでゐただけのやうな氣がせでもなし。氣が重い。

世間

今朝朝刊を久々にまともに讀むまで古賀某が山崎拓を引きずり降ろした奴と知らなかつた。我ながら情けないが、それ以上になんか二人揃つていよいよみつともなく思へてきたから不思議である。

元外相池田行彦代議士が逝去。享年六十六。久々に名前を見たと思うたら死亡記事であつたのでなんとも。ご冥福をお祈りします。(【後日註】28日附で正三位旭日大綬章。)

サマワ市評議會の一件で自衞隊イラク派遣承認手續がずれ込む模樣。それはさておき、自民黨内から棄權するといふ聲があるのはなんとも無責任に過ぎる。國家の軍隊を送る爲政者の取るべき姿勢ではない。本氣で承認手續を潰す氣ならそれは當然ありだが、さうではない訣であるから、卑怯愚劣なこと極まりない。


1月27日 (火)

私事・獨語

學校に行つてから TA の代理を頼まれてゐたのを思ひ出して少々焦る。資料配つて演習の監督するだけやけど、ぼやぼやしてゐたら時間に遲れるところであつた。危ない危ない。

生活のリズムが完全にとち狂うてゐる。しかし、規則正しく直す時間がない。直す氣もあまりない。どうせなら、睡眠時間などのコストを省く爲に、人工的に1日30時間制みたいなことをしたいのだが。

購入

異端の数 ゼロ - 数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念
  • 原題: ZERO: The Biography of a Dangerous Idea
  • 著者: Charles SEIFE
  • 譯者: 林大
  • 發行: 早川書房

電網上を辿つてゐたら紹介を見つけ、つひ食指が動いたのでいそいそと購入。かういふのに目が行くうちは、理系人間をやつてゐて問題なささうであると勝手に思ひ込んでゐるが、どうであらう。まだ讀み始めたばかりであるが、惡くないと思ふ。

世間

學歴を詐稱してゐた代議士古賀某、黨を辭めるより代議士辭めるのが先であらう。國會閉會中に渡米して單位を揃へてくるとか、歳費を返上するとか、愚圖愚圖言はれてもねえ。笑止千萬なり。こんなのが「全國民の代表」であるのはお笑ひのネタとしか思へない。國家國民を蔑にすること甚だしく、不忠の極みである。

帝都高速度交通營團は民營化に伴ひ愛稱を「東京メトロ」にする由。でも、未だに JR を國鐵呼ばはりする人が稀にゐることを考へると、暫くは皆「營團」と呼び續けるのであらう。それにつけても、新會社名の東京地下鐵にはなんの工夫もをかしみもないので實に詰らない。帝都云々と敢へて殘せばよかつたのに。序でに、帝都は東京でいいが、王都は京都であることだけ附け加へておく。東京遷都の詔は未だに發されず、慶應四年に奠都の詔が發されたのみであり、現状は東京と京都の二都竝立状態と看做すべきである。


1月26日 (月)

Bill Gates に大英帝國勳章

女王陛下は藏相 Gordon Brown の進言により、Bill Gates に Knight Commander of the Most Excellent Order of the British Empire (KBE, 大英帝國勳章第二位) を授與されるとの事。女王陛下の臣民 (英國民に限らず、女王陛下を戴く國の國民も含む) ではないので、Sir にはならない模樣。(後日註: 英國君主の臣民たる大英帝國勳章の第一位 (GBE) および第二位 (KBE or DBE) 受章者は Knight または Dame に列せられる。なほ、第三位以下は敍勳のみ。) 附隨して聯合王國の榮典制度を調べ囘つたが、勳章6種類 (菊花章、桐花章、旭日章、瑞寶章、寶冠章、文化勳章) で、原則先の短い年寄りか死人にしか敍勳しない本邦と比べると、何が何だかといふ感じがせでもなし。まあ、流石貴族制が確かに現存する國と言へようか。

英テレグラフの報によると、同勳章を受章した他の米國人は、元大統領 Bush, J.、前紐育市長 Giuliani, R.、映畫監督の Spielberg, S.、FRB 議長 Greenspan, A. など。また、WWW の開發者で W3C のディレクター Tim Berners-Lee も受章してゐる由。(後日註: Sir Timothy はこの時點では敍勳リストに入つてゐただけで、正式に敍勳されたのは7月16日附。リスト公表から半年以上經つてゐる邊り、日本人にはよく分らない。)

【後日追記】Bill Gates に對する敍勳は平成17年3月2日に行はれた。公表から一年以上經過してゐるところが矢張よく分らず。

物狂事: PSX upgrade

2月初旬からやうやく PSX の無償アップグレード開始との由。未だ持つてないから關係ないけど。發表されながら發賣時には落されてゐた機能が一部實現する模樣。更に3月にも再度のアップグレードを豫定してゐるといふ。

世間

自公民三黨は平壤當局制裁を念頭に置いた外爲法改正で合意した模樣。何時までかかつてゐるのやら、と言ひたいところであるが、出て來ただけましか。


1月25日 (日)

管理記: STLメモ

STLコンテナ覺書を取り敢へず載せる。リスト專用演算やら聯想コンテナ周りが未だフォロー出來てゐないが、追々追記することとする。その勞力はただの無駄なのかも知れぬが、その邊りは餘り深く考へないことにする。


1月24日 (土)

私事・獨語

終日バグ潰し。肝心の實驗は全然進みやしない。時間は非情なり。つくづく厭になる。こんな状況では他に書くこともない。


1月23日 (金)

覺書: VNC の設定

ノート上のからデスクトップ上の Linux に觸るため, VNC をインストールした。例によつてネット上から情報を蒐めて、try and error 的にやつた訣だが。情報源は凡て既に存在するので、吾人がわざわざ改めて解説を書いたりしても有用かどうか不明であるが、自らの爲に少しばかりメモをしておく。

手順は以下の通り。

  1. VNC のバイナリを落してくる。窗用の viewer と、Linux 用の *.rpm を落して來た。
  2. Linux に *.rpm をそそくさとインストール。
  3. 窓用のアーカイブを展開し、實行形式を適當なディレクトリに置く。
  4. 取り敢へず Linux 側で vncserver を立ち上げて、窗からアクセスしてみる。
  5. inetd 越しに使へるやうに設定。この設定により、手動で vncserver を起動する手間から解放される。/etc/services と /etc/inetd.conf を書き換へて、inetd を再起動。その後窓からアクセスしてみる。

/etc/services, /etc/inetd.conf の書き方とか、キーバインドが一部をかしくなつたりとか、色々面倒や罠は用意されてゐたが、この場では割愛。檢索すればすぐ見つかるし。


1月22日 (木)

暦日天候地象

舊暦二千六百六十四年甲申正月朔日即ち舊元日。

今日の気象を述べれば、寒いの一言に盡く。

私事・獨語

まづ寒くて厭になり、バグで更に氣分が惡くなり、一向に原因が掴めないのでいよいよ不快になり、結局どうしたものかいなと頭をひねるばかり。つくつたプログラムの上で更にプログラムを動かしてゐる状況なので、どつちが惡いのか實に分り難くてもう最惡。


1月21日 (水) : 大寒

暦日天候地象

大寒 (2時42分)。

暦通りの寒きにつき、厭になる。更に寒うなるといふのでいよいよ厭になる。早く寒い季節が過ぎ去つて欲しいものである。

私事・獨語

論文用の實驗に取りかからうとして、データをつくつてゐるのであるが、結構面倒なので要するに未だ實驗そのものが出來てないのである。駄目駄目である。

世間

ペットの供養に課税されて、處分取り消しを求めた寺があるやうであるが、そもそも金取つてやつてゐるなら宗教だらうが何だらうが、課税されて然り。宗教だから取らないといふのは、一體どういふ訣なのか訣が分らない。線引きが曖昧に過ぎる。とはいへ、某學會を後ろ盾にした政黨がある限り、この邊りの事がまともになることはあるまい。情けなき世も末かな。どうでもいいが、個人的見解では、畜生の供養まで宗教行爲と言ふのは亂暴に過ぎる。つふか、寺に持つて行くなり坊主を呼ぶなりして供養するものなのか? 儂には理解不能だが、文句を言うても仕方ないので勝手にして呉れといふ感じ。

合衆國大統領は聯邦議會で一般教書演説。

佛内相の本邦を侮蔑したる發言は、なかつたことといふことで落着させた模樣。なんか甘い氣もするが、まあ、今後二度と言はないなら勘辧してやつてもいいのかも知れぬ。


1月20日 (火)

世間

今般綜務省は迷惑メール對策を公開したが、今更な内容でまるで新しい情報がない。IT 立國が聞いて呆れる。これやからお役所仕事つふのは (以下略)。

世田谷區は中學校で52分間授業を導入する由。2分間ですか。實に微妙。

昨年の旅券發行數は約272萬册、對前年比 -27%、減少率戰後最大とのこと。同時多發テロの起つた平成13年よりも更に減少率が大きい樣である。絶對數も17年ぶりに300萬册を割り込んだ由。SARS はやはり恐ろしい代物であつた事を示す指標の一つたり得よう。


1月19日 (月)

私事・獨語

取り敢へず、〆切であつたゆゑ修論のタイトルを提出。その後、進捗報告で2時間位立ちつぱなしで腰が碎け、その後他人のを聽いて疲れは更に上塗りされ、どうにもかうにもお疲れ樣モードから恢復出來ない。

世間

故宰相正二位大勳位小渕恵三氏の實兄が町長選落選。だから吾輩の生活に影響があるかといへば、おそらく何もない。

合衆國大統領選擧がアイオワ州民主黨黨員集會を以て開始。


1月18日 (日)

The Last Samurai 鑑賞

The Last Samurai を觀て來た。支配人的にはまづまづの出來ではないかと。無論細かい突つ込みは幾らでも出來るわけであるが、日本人がつくつた時代劇でも突つ込み所は幾らでもある訣であるから、そこは愉しむべきところとしておきたい。戊辰戰爭から西南の役に至る時代の雰圍氣がそれなりには出てゐるであらう。と、ネタバレにならない邊りで留め置く。

私事・獨語

映畫を觀た後、本屋、ゲーム屋、CD屋の冷かしをして歸つて來たが、電車をうつかり降車し損なひさうになるなど、眠氣が甚だしいので晝寢。夕刻起き出して今これを書いてゐる譯であるが、まだなんか眠い。

「情報通信省」設置案に就いて

情報通信關聯の省廳をつくる構想があるとかないとか。個人的には、つくるなら次の邊りを念頭に置くべきと考へる。

まづ、通信は現状では技術開發を進めてゐる段階であるが、いづれ鐵道、道路、固定電話と同じやうなインフラ・ストラクチャーになるといふこと。情報關聯技術は單獨でも用ゐることがあるが、將來は現在より更に、他の技術と併用し、或は他の技術を補完するやうな性質のものになるであらうこと。今のところ技術革新が激しいので當局が専門部局を持つことは惡くないが、いづれ不要になると豫想する。その時期が何時になるか不明であるが、俺が生きてゐる間にさうなる可能性も大いにある。行政機構はつくつたが最後、役立たずになつてもなかなか潰すのが難しいといふあたりがネックであらう。

なほ、綜務省と經産省の繩張り爭ひなんか俺の知つたことぢやない。

蛇足であるが、情報といふ言葉だけでいふなら、諜報・情報分析機關をつくる事が、國防・治安維持上必要であると愚考する。昨今國防關聯に多少の制度改正が爲されつつあるが、その邊りも檢討して欲しい氣がする。


1月17日 (土)

引越先決定

引つ越し先を取り敢へず決めてきた。忙しさにかまけて親に丸投げしておいたのだが、最後は自分で確認するべく赴いた。まあ、贅澤言へる身分でもないので、相應のところに住むより仕方ないといふところで適當なところで手を打つてお仕舞ひ。

覺書: ウイルス驅除

なんかタスクマネージャが上手く起動しないと訝つてゐたが、調べるとどうもウイルスの類にやられたらしい。驅除してみたら取り敢へず治つた樣である。何時からやつけ? この症状。他に惡さしてなければいいのであるが。なんかみつともない感じで實に不快。

世間

佛蘭西内相サルコジは、親日派のシラク大統領への對抗心を顯はにするために本邦及び國技をあげつらつたといふ。なんと憎々しい限りであらうか。それだけならまだ赦さないでもないが、支那と比べて我が大日本が劣ると言はれては、容赦する餘地も必要もまるで感じない。

今日からセンター試驗。今となつては記憶すら朧氣である。

日共綱領改定とその報道に物申す

「天皇制」といふ、實に惡意に滿ちた用語を用ゐて憚らない日共と、その用語を用ゐて報道するメディアは、不忠の極みである。

幸とするか不幸とするかは立場により異なるであらうが、我が日本國に於いては、個々の天皇が廢された例はあつても、皇位は肇國より今日まで滯り無く受け嗣がれてゐる。天皇の在られざる日本を假定したとき、それは果たして日本と呼べるであらうか。

「天皇制を容認」などといふのは見ても聞いても實に感じの惡い呪詛のやうな文句である。不愉快茲に極まれり。


1月16日 (金)

私事・獨語

朝、打ち合はせ。尤も吾人はここでは呑氣に喋つてればいいだけの存在。晝間、夕刻よりの打ち合はせ用の資料をつくる。夕、打ち合はせの半分は修論をどうするかで時間を大分使うた。夜、それが元で頭の中はグルグル空囘り。週末の作業材料だけ家にお持ち歸り。

暮れ正月に撮つたデジカメの寫眞データをやうやく PC に移して処理した。心當たりの關係者は申し附けて下さらば、データをお送り致しますので、遠慮なく。レスポンスは多少惡いかも知れないけど。

陸自先遣隊出發

我が陸軍の先遣隊イラクに向け出發との由。無事任務を貫徹されんことを祈念するものなり。

南北そろつて難儀な半島

外相は駐本邦韓國大使を呼び出し、竹島の切手を發行したるにつき抗議したやうであるが、生温い。駐京城本邦大使を召還せしめ、今年の國聯總會の一般演説で糺彈の俎上に載せて然り。斯樣な圖々しい侵掠國に最早遠慮は要らぬと覺ゆ。社會科の教科書は日韓併合と竝べて韓國の竹島侵掠と平壤當局の同胞拉致を記すが公平といふものなり。尤も、とある一社を除いて軒竝み賣國奴的人物が執筆してゐる現状では、心許ないとしか言ひ樣がないが。とある一社がまともかどうかは此の際さておく。


1月15日 (木)

世間

大阪府知事選告示。5人が立候補したが事實上3人による爭ひ、とされてゐる。日共推薦候補は一應爭ひの當事者と看做されてゐるわけね。江本氏が敢へて立候補したので結果が讀み辛い面白い選擧になるかも知れぬ訣であるが、さりとて日共の候補が受かる目が出て來たとは餘り思へないんやけど。保守層分裂の漁夫の利を得ることが出來るか否か、支配人は否定的である。願望に近いものがあるのかも知れないが。

ブッシュ Jr. は壯大な宇宙開發計劃をぶちあげたが、合衆國はテロと戰ひつつ計劃を進める經濟的餘裕はありますか。まあ、計劃自體に反對するものでは決してないのだが。ただ、合衆國ばかりがやるのもなんだかつまらないので、我が政府もなにか壯大な計劃を示して欲しいものである。過去の負の遺産の整理も地道な行政改革も確かにやつて貰はないと困るわけだが、何かこれはといふの樣な構想の一つ位派手に示して貰はないと、此處數年來の沈滯ムードはどうにもならんのではないか。H2A 1機落して挫けてゐるだけではなんとも情けないではありませぬか。


1月13日 (火)

私事・獨語

バグ潰し一應了。とはいへこの先實驗といふものをする訣であり、未だ隱れてゐる蟲どもがぞろぞろわいて出てくるかと思ふと、ぞつとする。第一、實驗の準備やらなにやらすることが山積み。考へても減りはしないので、各個撃破するに不如。

世間

我が陸海空軍の幕僚長が毎週定例會見なんてまめなことをしてゐたとは、廢止するといふ今囘の報道で初めて知つた。


1月12日 (月) : 成人の日

私事・獨語

コーディング、やうやく一段落かと思ひきや、バグの嵐の前に愕然とする吾。あとは蝨潰しにしていくのみであるが、原因究明をするだけでも一苦勞であり、前途は全く霧の中。

續・侵掠國韓國

韓國は不屆きにも我が版圖たる竹島に人を住まはせるは、本籍をおかせるは、全く侵掠もここまで來たかと愕然。切手を發行するに留まらず、ありとあらゆる厭がらせ、もとい、對抗措置を講じるのが爲政者のなすべきところである。こんな侵掠國に宰相の靖國參拜を云々される筋合ひはもとよりあり得よう筈がない。

鳥インフルエンザ國内發生

支那の SARS の流入も怖いが、病原性の強い鳥インフルエンザの國内發生といふのも恐ろしい話である。人に傳染するなら、ではあるが、當局はよろしく國民の爲に然るべき處置をされたし。一應やつてゐるみたいなので、あとは取り敢へずの處經過をみるしかないか。


1月11日 (日)

私事・獨語

修論のネタのバグ取りをしてゐたら結局夜が過ぎて朝が來たので晝前ではあるがこれからしばし横になりたく思ふ。それにしても、デバッグしたあと虚しいといふのがなんか哀しい。バグを取つたら嬉々として然るべきであらうに。何故虚しいか、あまりに馬鹿馬鹿しいバグを混入してゐたからに極つてゐる。

その後再び起きて、更に挌鬪中。バグは取り敢へず潰したが、まだつくらないといけないものが。休みは殘り一日。さて果てどうなることやら。時の女神樣、吾に2週間程時間を下さい。1週間遊び惚けて、1週間作業に使ひます。

世間

毎年お馴染みの新成人の暴れる季節到來。吾惟ふに、メディアが取り上げるからパフォーマンスに走る莫迦どもがより一層増える。情報を與へるのも善し惡しといふ好例であらう。今更もう遲いが。

ハイジャック犯の妻、而も自らも國法を犯してゐる者が歸國出來て、軍事政權に攫はれた人やその家族が歸國出來ないといふのはもうなにがなんだか。吾人には理解不能。


1月10日 (土)

覺書: SMB サーバを Vine Linux から mount する

デスクトップを組み換へた後、Linux の再インストールするのを怠つてゐたが、やうやく行ふ。使ふかどうか怪しいが、いざといふときにインストールからするのは堪らないので。

取り敢へずディストリビューションはいつものやうに Vine。ヴァージョンは 2.6r3。いつもならパッケージ選擇を細かくやるところを飛ばしてしまつたので大まかにしか選擇出來てゐないのが少々哀しいところ。まあ、困つたときに要るものを入れるといふことにして自分を納得させる。

題にはあまり關係ないが, USB ⇒ PS/2 コネクタを使うてゐる光學マウスは何故未だに中クリックが效きませんかね。結局左右同時押しのエミュレーションにせざるを得ず。ボール式のは怠いので今更戻るのは厭なので仕方ないが、そろそろ誰かなんとかしてくれないものかねえ。デフォルトで PS/2 な光學マウスならいいのか? そんなの賣つてたつけ? 取り敢へずどうしやうもないので放置。(後日註: コネクタをかまさずに大人しくUSB ポートに插せばいいのである。でも、マウスに USB ポート1つ占領されるのが何か氣に入らない。)

で、やうやく題に書いたことをする段に入る。ファイルサーバ用に LAN 接續の HDD を買うたといふまでは昔書いたが、NFS には對應してゐないので、SMB でなんとかしなければいかぬといふ處までは認知してゐた。mount 出來ればラッキーと思つてゐたが……調べたらあつさり出來たので拍子拔け氣味。取り敢へず、/etc/fstab に下記の如きを追加すれば完了。なほ、強調部分は環境に應じて適宜設定するものである。

//host/remotepath localpath smbfs username=user,password=xxxx 1 1

パスワードを書いておくのが少々氣持ち惡いが、ローカルなので取り敢へず目をつぶつておくことにする。セキュリティ上はこんなんぢや駄目駄目である。

世間

石破防衞廳長官が我が第一空挺團の初訓練で訓示。リスクはゼロではないとの仰せは尤もである。リスクのないところに軍隊など送る必要はない。リスクを冒さねばならない場合もあるとも言うた。今更軍隊を送らないといふことになれば、我が國家はどのやうなリスクを背負ふのであらうか。それを考へれば、今囘の派遣をするといふ判斷は妥當である。要らぬ枷を我が軍人兵卒に課してゐることなど、問題は依然あるが、取り敢へずそれはさておく。皮肉ではあるが、平和、秩序、安寧といつた代物は、寧ろある種の強制力、暴力によつてやうやく達成されるのである。問題は暴力をどう制御するかであつて、無にすることなど所詮夢のまた夢。


1月9日 (金)

私事・獨語

なんか怠い。故に内職に勤しむ。なんとかなりさうな氣配はして來た。本當になんとかなるかは週末次第。それにしても、繼ぎ接ぎに次ぐ繼ぎ接ぎをしてゐるので、パッチワークもいい處である。一人で書いてゐてこれではどうにもならぬ。

世間

小學生が危險物取扱者資格試驗に合格したといふが、小學生に受驗資格を與へることに問題はないのか、ちと疑問。危險物取扱者が何するのかよく知らぬが、名前通り危險物を取り扱ふのであらうから、無茶もいい所のやうな氣がする。尤も、いい大人で有資格者でも無茶苦茶なのが大勢ゐさうな氣がするので、それを鑑みれば可愛く微笑ましき些事に過ぎぬのかも知れない。


1月7日 (水) : 人日、先帝祭


1月6日 (火) : 小寒

暦日天候地象

小寒 (9時19分)。


1月5日 (月)

私事・獨語

朝から歸阪。紀伊國屋で3册ばかり買うて、一旦家で荷物を解いて、年賀状とメールをさつくり眺めて、賀状の返禮だけ書いて、それを手に研究室に赴いた。無論途中で返事は投函したのであるが。その後はなんとなう休み惚けた頭で必要な作業をダラダラ行ひ、疲れたので早めに歸宅。もう世の他人事などどうでもいい。

ぶちあげていふなら、この日記は媒體が媒體なので後日に加筆修正削除なんてよくやつてる。當日ほつたらかしても、そのうち必要となれば勝手に書き足したりしてゐるのである。ちやんと讀んでゐる讀者諸賢にはバレてゐると思ふが。

購入

もえたん

言はずと知れた萌える英単語集。敢へて解説することもなからう。

国民の文明史
  • 著者: 中西輝政
  • 發賣: 扶桑社

例の新しい歴史教科書をつくる会の編であるが、ざつと目を通した感じでは、出來はそこそこと思ふ。とりわけ、支那に關する敍述は興味を引くものであつた。安倍晋三に少々期待し過ぎなところには微苦笑を禁じ得なかつたが。

司馬遷流「イスラーム史記」
  • 著者: 三浦康之
  • 發行: H&I

未だ前書きと目次にしか目を通せてないので, 論評は機會があれば、といふことにしておく。

取り合はせが無茶苦茶とか言はれても、支配人の知つたことぢやない. 吾人が何と何をどう取り合はさうが、勝手である。


1月4日 (日)

飲み會二次會後篇

夜のうちは支配人は時折屍體になりかけつつ、歡談を聽きながら偶には無茶苦茶言うてた樣な氣がする。既に氣がする、の記憶レベルでしかないといふことは、大したことは言うてないといふ事と同義と思ふ。

そのうち遂に屍體に墮ちたのは何時のことやら。記憶は曖昧模糊とし、日が昇り、ぼつぼつ歸る人々が出て來た邊りでは再び覺醒してゐた。なんかすることがなくなつたのでノートを遂に立ち上げて場違ひに作業しかけてすぐに厭になつて止めた。

後はパラパラと後の都合のある人から一人二人と去り、最後まで粘つた面子で晝飯に行つたのは3時を過ぎてからと覺ゆ。取り敢へず饂飩を食したが、意外に喰へるものと思うた。その後驛まで送つて貰うて、電車に乘つて、やうやく歸宅した頃には7時半頃であつたと思ふ。


1月3日 (土)

伊勢參り

新年會前哨戰「伊勢參り」參加のため、10時半頃急行電車に乘れば、すでに空いた席なし。氣分的にがつかり。中川で降りて他の參加者を待ち、合流して五十鈴川に到着したのが丁度晝前。

到着後徒歩で内宮に詣で、お守りを買ひ、御神酒、甘酒を頂き、數人づつに別れて晝食、土産購入。吾は外四名と伊勢うどんを喰ふべくすぐ喰へさうな處をさがし、結局少し待つたものの安價に美味しいのを食べさせる店に入つて晝飯を濟ませた。その後は買ひ食ひしたり土産の赤福を買うたりした後、集合時刻に五十鈴川驛まで戻れり。

飲み會一次會

伊勢より津市内まで戻り行き、時間までゲーセンで時間を潰す。

いつもの如く二次會用日本酒を持ち込んでゐたにつき、日本酒以外のものを色々試しつつ、歡談す。テーブル2つであつたが、座してゐたのと違ふ一方は傍目には此方より隨分精力的に飲み食ひしてゐた感あり。

飲み會二次會前篇

場所を移して第2ラウンド。持ち込んだ日本酒を開けて注いで囘るも、なんか粗相が多くて自分が一番多く飲んだ氣がせでもなし。別にいいけど。

勝手に分類すると、歡談組、麻雀組、TV ゲーム組、屍體の4つのカテゴリに分別出來たと思ふ。無論完全固定されてゐた訣ではない。屍體の一變種として勝手に圍ひをして愛の巣をつくつてゐた某夫婦の行動は、團體行動に於てどうなのでせうと誰かが言うてた樣な氣がする。醉うてゐたので記憶は定かでなく、故に責には任ぜず。

ともかく既に働いてゐる方面からの話は爲になる。ただ、餘り生々しいのは勘辧して下さいましな、と思はぬ事もなかつた。男の身でさういふ話を聽くはちと辛いよう、といふのもあつた。まあ結局面白いからええんやけど。

どこで日附が變はつたかなんて判るわけでなし、續きは後篇で。


1月2日 (金)

私事・獨語

例年この時期はどこへ行つて呑んだといふことばかり書いてゐる氣がする。事實がさうなのでやむを得ない。今日も例に漏れず。

祖父宅で新年會。カエサルをもじると、行つた、呑んだ、食べた、といふところであらうか。取り敢へず、醉つ拂ひが出來たことだけは確かである。

世間

韓國、當時の本邦領朝鮮は、大東亞戰爭の當事者たる資格がない癖に、所謂A級戰犯合祀問題で本邦に難癖附けるとは、片腹痛いにも程がある。かういふニュースばかり喜んで傳へるメディアもメディアである。吾人一人ならメディアを無視してをればよいが、國家を憂ふならさうも言うてをられぬ。本邦の癌的存在は幾つもあるが、北京・平壌・京城に阿るメディアはその一つであり、由々しきこと此の上ない。


1月1日 (木) : 元日

暦日天候地象

舊暦二千六百六十三年師走十日。

今年は甲申、皇紀2664年、西暦2004年、或は平成16年。

新年の御挨拶

去年は色々御座いました。今年も色々あるでせう。讀者諸賢には今年も呆れて見捨てることなく、宜しくお願い致します。

世間

宰相は九段に初詣。誰が何處に初詣に行かうが、その人の勝手であることは此處で言及するやうなことでもないのだが、世の中何故かさうではないらしいのでかうして言及せざるを得ず。ただ、宰相に苦言を呈するなら、神社に初詣するなら、二拜二拍一拜するのが本來であらうと。省くと却つて參拜に問題があると誤認させるもとになるのではないか。




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