洛中諸景之事

平成16年6月19日に上洛した時の顛末。參加者は例によつて、Smith氏、ヤン氏、伍長閣下、及び支配人。



集結

市内某所で集結。直ちに晝食。其の後某所。晝食のあたりでは前回名古屋に引き續き伍長が調子惡いと曰ふので、内心焦る。今日は飲みたいのに。心置きなく飲みたいのに。某所を出た後はそれなりに恢復したやうなので、取り敢へず一安心というた所。


嵐山

阪急で嵐山まで行く。風景はなかなか。寫眞を撮つたにつき竝べてみる。

其の後ぶらぶらと歩いて行くと天龍寺があつたのでお參りしてみる。中はなかなかよかつた。伍長などは我が物に欲しいと頻りに言うてゐたが、維持管理費だけでも相當であらう。

寺を辭した後は、トロッコに乘つた。妙な鬼は出るは、車掌は歌ひ出すは、記念寫眞の販賣の姐さんの商魂逞しいは、とまあ色々あつた氣もするが、風情がよかつたので結構なことであつた。


トロッコを樂しんだ後は、新京極の邊りまで行き、少々買ひ物をした後、ロックアップで夕餉。三氏の陰謀により手錠掛けられて連行される役が囘つて來る。嫌な豫感は元よりしてゐたけど。意味が分らない人は、一度行つてみるとよい。山は決して勸めないが、こちらは勸められる。樂しく飲んだあとは、近くの漫畫喫茶泊。結局三氏は寢たやうであるが、吾人はどうにも寢られないので、漫畫讀んだりネットしたりで了。


翌朝

伍長は學校とて先に分れる。其の後殘りの三名でまつたりと朝餉を攝り、本屋なんかを物色したあと、京都驛で解散。


綜括

偶には普通の觀光もいいものである。とはいへ、面子が面子につきそれだけに終始しないあたりが、或意味終つてゐるのではあつたが。

それにしても、行き當たりばつたりな行程にも關はらず順調に行つた一點だけを考へてもなんとも小氣味いい行事であつた。



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