読書メモのページ
 
「BODY GUARD」
Claire McNab 著
Naiad Press

6月13日

詳細はこちら
「秘密の恋人」
ジョージ・ハーディング編 著
ハヤカワ文庫

5月26日

 
学生の死体

「学生の死体」
J・R・ハランド 著
ハヤカワ文庫

5月25日

40を目前にして、再び教員養成コースで学生生活を送るケイトは、クラス・メートの人間関係に巻き込まれていくうちに、殺人がおきる。
たまたま暇つぶしのつもりで手に取ったが、中々良かった。心理描写が丁寧で、ストーリーを引っ張る力がある。
年齢差のある学生たちの中でとまどうケイトの内面や、その過去が徐徐にたち現れ、現在の事件に絡んで行くところの構成なども上手い。非常にお奨めだが、残念ながら絶版。(作者の他の作品も出ていないようである。)
「月」
アブデル・ハミード 著
アーティスト・ハウス

5月22日

詳細はこちらへ。
「読者よ欺かるるなかれ」
カーター・ディクスン 著
ハヤカワ文庫

5月16日

タイトルが何と言っても良い。
このタイトルに惹かれて買ってしまった…が、実は二冊目であった。
読者への注意を促すところが再々本の中にあるが、それもまた、最後のところで中々面白く納得の行く形で終わる。
が、二度目は流石に…あまり面白くなかった。
アガサ・クリスティーなどは、犯人はわかっていても何度も読んで面白いのだが、この本はそうでもない。
19世紀末に流行ったというトルコ様式の部屋の構造、のこととか小さい所がまあまあ。
でも、一読はしておきたい古典ミステリだと思う。
「あるフェミニストの告白」
ナワル・エル・サーダウィ 著
未来社

5月13日

感想はこちらへ。
「水都幻談」
アンリ・ド・レニエ 著
平凡社ライブラリー

5月12日

ヴェネチアへの憧憬を綴った詩文集。
詩人である著者はヴェネチアにも居を構え、度々訪れては、その水の都に幻惑されている。この水都幻談には、著者の幻想と現実のヴェネチアとが入り混じり、霧の最中に浮かぶ光景のような朧な美しいヴェネチアが描かれている。
特に、一体のインク壷からこの水の都への思いに誘われるところなど、非常に魅惑的。
「Night Songs」
Penny Mickelbury 著
Naiad Press

5月8日

詳細は「こちら」へ。
「芸術的な死体」
ジャック・アーリー 著
扶桑社文庫

4月20日

サンドラ・スコペトーネの別名であるジャック・アーリーのミステリ。
ソーホーのブティックのウィンドウの中で、マネキンに擬されて置かれていた少女の死体。
得意のニューヨークの風景が描き出されていて、まあまあ面白いが、「芸術的な死体」という着想が今一つ。どうもだじゃれ的な感覚が…。デビュー作でもあり、まだまだ粗がある気のする作品。
「ドゥイノの悲歌」
リルケ 著
岩波文庫

4月12日

象徴的な言葉で綴られた詩。天使と世界。
本編と同じくらいの分量のある塚本邦雄の解説部分は必読。
back
アラブ小説紹介 ナイアドプレス作品紹介 読書メモ リンク
こちらは詩集・ミステリを中心とした読書メモのページです。気が向いたら随時更新。
アラブ小説・ナイアドプレス出版作品については、別ページでまとめています。

Copyright (C) 2002- ROSARIUM