読書メモのページ
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「鏡の魔術」
由水常雄 著 中公文庫 9月3日 |
ガラスに関する著作の多い著者が、鏡の歴史について書いた本。 どちらかと言えば、鏡の精神的な意味よりも、歴史を中心としている。 古代の青銅鏡に始まり、ガラスの鏡の発展がよくわかる。特に、フランスの鏡を多用した建築の発展が興味深い。 |
「CURIOUS WINE」
Katherine.V.FORREST 著 SILVER MOON BOOKS 8月30日 |
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「つぎの岩へつづく」
R・A・ラファティ 著 ハヤカワ文庫 8月23日 |
再読 蜘蛛をモチーフにした「むかし、アラネアで」、異星人との交歓を描く「問答無量」が面白い。また、「ブリキ缶にのって」もいつまでも記憶に残る話だ。 |
「九百人のお祖母さん」
R・A・ラファティ 著 ハヤカワ文庫 8月21日 |
再読。 ラファティは何度読んでも面白い。そして、ずっと印象に残る話が幾つもある。 カミロイ人の教育方法なんて中々秀逸ではないか? 時の六本指、山上の蛙もふとした時に思い出してしまう話。 この短編集の中では、カミロイ人のシリーズと、「他人の目」が特に気に入り。他人の視点から世界を見ることができるこの機械は本当に覗いて見たいと思う。 |
「樽」
クラフツ 著 創元推理文庫 8月17日 |
再読。 今更ながらに、パトリシア・コーンウェルの「警告」はこの作品をなぞったところがあるのだと思った。英仏海峡と大西洋では距離が違うので恐ろしいことになるわけだが…。 |
「庭園の歓び」
8月16日 |
ヨーロッパの庭園について記された詞華集。ドイツ文学を中心として、ギリシャの古代庭園や、ゲーテの庭、ホフマンスタールの庭、とにかく読んでいて心地よく、また美しい本。 庭園の夢想を広げてくれる。 |
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こちらは詩集・ミステリを中心とした読書メモのページです。気が向いたら随時更新。
アラブ小説・ナイアドプレス出版作品については、別ページでまとめています。 |
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