説文解字私註 桀部

桀部

《説文解字本文》磔也。从舛在木上也。凡桀之屬皆从桀。
《康煕古文》㘶
《康煕》『唐韻』渠列切『集韻』巨列切、𠀤音傑。磔也。『周禮』謂磔爲疈辜。古人稱桀黠者、其凶暴若磔也。
《康煕》『諡法』賊人多殺曰桀。
《康煕》擔也。『左傳・成二年』齊高固桀石以投人。
《康煕》借爲雋桀字。『辨名記』千人曰英、萬人曰桀。
《音》ケツ
《訓》はりつけ。かかげる。すぐれる。あらい。
康煕木部
《説文解字本文》辜也。从桀石聲。
《康煕》『唐韻』『集韻』『韻會』𠀤陟格切、音摘。張也、開也、裂也、剔也。『前漢・𠛬法志』諸死𠛬皆磔於市。景帝中二年、改磔曰棄市、勿復磔。『師古曰』謂張其尸也。
《康煕》裂牲亦謂之磔。『禮・月令』季春命國難、九門磔攘、以畢春氣。
《康煕》書法、右下爲磔。『崔瑗・永字八法歌』硺騰峻而速進、磔憶昔以遲移。
《康煕》『爾雅・釋天』祭風曰磔。『孫炎曰』旣祭、披磔其牲、以散風也。或省作矺。
《康煕》叶竹棘切、音陟。『蘇轍・除日詩』念同去鄕里、此節已三失。楚人重歲時、爆竹鳴磔磔。
《音》タク
《訓》はりつけ。さく。
康煕石部
《説文解字本文》椉 覆也。从入、桀。桀、黠也。軍法曰乘。
《説文解字重文》𠅞 古文乘从几。
《康煕》椉 『徐曰』椉、從上覆之也。今作乗。詳丿部乗字註。𠓲 (木部)
《康煕古文》𠓸
《訓》のる。つけこむ。
白川は、乘を禾の上に人が二人登つてゐる形とし、卜文、金文は禾ではなく枝の上竦する高い木といふ。藤堂は、人と舛と木の會意とする。落合は、甲骨文を大と木の會意、人が木に乘ることを表すとし、後に人の足を強調した形になつたといふ。漢字多功能字庫は、甲骨文、金文を大と木の會意、金文に舛を加へるものがあり、更に木を省くものもあり、楚の字に木に替へて几や車に從ふものがあり、秦の字は下部が桀に轉譌して小篆の形となつたといふ。
康煕丿部
當用漢字・常用漢字《漢字表字體》乗 《人名用許容字體》乘