たとえばわたしは無人島にいるのではないのだ。風が網戸の枠をたたいてはたたいては言いつのる、みどりの水平線に区切られたのは確信のない水面。すぐにかきみだされては泡だちうすらいでくりかえす波ですら波高をたもつことができない。
遠く小島で船は無く砂浜岸壁生い茂る樹林のあわいを駆け巡る裸足から。
にげた方が負けよと飽きのきた遊びがまたはじまるくらいなら船の舫い綱切った方がましだ。

 
 
 
 
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