それは夜のあちこちに潜んでいる
目を向けたところ
いつでも待ち受けていて
突き刺し撥ね返す
アルミの輝きが純銀に変化する

手探りの鉱脈に
黄金の一筋が仄かに浮かび上がるように
白い柔らかな布の翳から
女の黒く縁取られた目がのぞくように
物思いに沈んだ視線を不意に

息詰まる夜を透過する
神意の
釣り針が投げられ

幽霊との交信
薄れることのない記憶
溜息に満ちた淀んだ水の中から一息に昇りつめようとする

そら、暗闇のトンネルから走り出してきた
地下鉄のプラットフォームを疾駆する
幻の獣の燃える双眸


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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