道端で
ゆれていた紫
は
逃げ足がはやくてとらえられない
ゆらゆらと遠く
水平線の上にみえていた
小さな帆影が溶ける
旗が叫んでいるのに
もう応えられないでいる
息切れした坂道の果てに
すみれの匂いが
通りすぎる
正門
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