何も望まないのか
追いたてる声
帰れ帰れ帰れ
もう

あの草原は凍っていた
写真の中の微笑を探して
辿る
何があったのか知りたくはない

水が足元を濡らすように
自ら放った火が
やってきた
そうだ
この通り

ただ天空へ飛翔するものだけがもつ傲慢さで
笑った

何を望んでやって来たのだ
追いたてる声
もう
失われたものを
笑う為に
放たれなかった絶叫だけが
木魂して残るのだ
もう
帰れ帰れ帰れ

凍った草原の向こうへ


 
 


 
 
 
 

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