流木と草の絡まりの上に座り
言葉を探してたゆたう
何もかもを置き忘れた
空っぽな一人
風とわずかな水の音だけに
聞えない意図を読む
太陽光線は透明な空を破って
あたりを埋めつくしている
思考のもつれた塊が
ちぎれては
虚空を流れていく
死と生は接近し
甘美に澄み切った潮が
冷たく満たして
その全てに溺れる
何一つ新たに得るものはなく
けれども痛みも失われて
完全さだけが時間となって
降りてくる
正門
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