山あいの無人駅
夕暮れの中で
忘却と記憶について語った
視覚と嗅覚が及ぼす既視感
扉を開けると
強烈な閃光が
直撃してくる。

夏の北欧の静かな駅では
冷たい小雨の中で花が濡れていたと

静寂の中
本を取り落として
熱が上がる
人気のない駅のベンチで錆びた柵を見ながら
不意にそして
まるで意図していたことのように


 
 
 
 
正門
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