あの空に輝いているのが金星なら
私はもう家には帰らない

これは浮気な宝瓶宮(アクエリアス)
傾くがまま
溢れるがまま

だってこの道の先は海だもの
どこから歩いて行っても
辿りつける
冬の海で泳ぐのは
ドイツ人だけだけど
夏が来る前に
あなたが意地悪になる前に
誰のものでもない砂を掬いに

いつも西の空に輝いているのを
導かれて
歩き出す

子供の叫びは
ワルダ
(花?)
子供の叫びは
バルシャ
(沢山?)
風に夕闇の雲は渦巻き
これは抱えきれぬと
打ち棄ててゆく

夜の道を行く落ち着かない宝瓶宮(アクエリアス)
傾くがまま
零れるがまま


 
 
 
 
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