| 以下の報告書は文書S式に該当する文書として文書法令第435の規則aに従い、機密扱い、今後百参拾年間非公開とする。 |
| 職権を乱用し現地人と性的関係を持った疑いに拠って、捜査員数名と共に■■年■■月■■日未明、当該被疑者Gを自宅に訪問、同行を求めるが同人の抵抗にあう。捜査員がこれを取り押さえて、同日、捜査員の宿泊するオテル・ドゥガ・パレスに取調室を簡易設置し、尋問を行った。
Gは錯乱を装い、何らかの有益なる情報を隠匿せるとの疑いがあるため、特に厳しく追求を行ったが、尋問中、同人は終始筋の通らない解答、また虚偽の陳述を行い、時には沈黙せるなど、捜査員の質問に答える意志を全く示さず、その秘匿の決意の固いことを伺わせた。 よって翌、■■年■■月■■日、特殊尋問技術者の派遣を要請。以後は技術者数名による尋問を行いしが、これにも明確な応答をしなかった。技術者の報告に、Gは意図的にメンタル・プレス=精神抑圧を施している可能性有りとして、特に高荷重尋問を行う必要性を感ずとのことに拠り、尋問の続行を依頼。しかし成果はない。 一週間に渡る取調べ捜査を行ったが、■■年■■月■■日、当該被疑者の異常反応の為、同日午前二時四拾五分頃、ドゥガ市内の私立アマル病院へ移送。 同日午前九時三七分脳内挫傷により死亡。 被疑者の執拗な秘匿を鑑みると、その情報の有益性は重要であるとの結論に達する。しかし、後日の同人宅における捜査によっても特筆すべき情報は発見されず、この為以降の調査を断念するに至った、との報告書をAIUR所轄第四課及び、人口統計局へ提出。 同被疑者の遺体は現地の市立葬儀所にて処分、墓地への埋葬手続きを行った。 以上の通りに任務を達成した。 |
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