銀の鳥籠は昼の鳥。
或る夜王女は耳にする、窓辺に流れる甘い音。
夜毎のあのリュートの音はどこから流れてくるの。あの甘い囁きは、嵐のように高鳴り、炎のように揺らめいて、香煙のように幽けく消えていくあの音はどこから流れているの。
王女は小鳥たちに尋ねる。
けれども、銀の籠の小鳥は昼鳴く鳥。夜のことは分からない。