露のウクライナ侵攻 (R4.2.24)

24日、ロシアがウクライナに複數方面から侵攻を開始した模樣。ここ數日の動向を見ても、歷史的にロシアが行つてきたあれやこれやを思つても、全く何の意外性も無いが、暴擧であることに變はりはない。

列國は早急に相應の制裁なり何なりをすべし、とは思ふが、しかしその程度のことに今更怯むやうな連中なら、そもそも暴擧に訴へたりはしないであらうから、ロシア人民を玉石構はず干乾しにするくらゐの氣持ちでやつたところで、なかなかどうにもなるまいといふ諦觀が先に立つ。

この情況を見て我等が思ふべきは、他國はよほど親密でもなかなか當てになど出來ぬのであるから、昭和憲法第九條のやうな己が手足を縛る以外に役に立たぬものは早急に抛擲し、相當の武威を調へて、姦邪極まる外敵が攻めて來ようものなら屹度相手の喉笛に食らひ附き嚙み千切り、必ずや千年萬年の禍根となるべきことを見せ附ける必要があること、さういふ必要がどんどんと大きくなつてゐることであらう。國を全うするためには、まづは獅子身中の蟲を燻し出すあたりから始めねばならぬであらうから、その道の遠きこと、ほとほとうんざりするばかりである。