圄 - 漢字私註
説文解字
守之也。从囗吾聲。
- 六・囗部
説文解字注
守之也。从囗吾聲。魚舉切。五部。按『韵會』云、圄、『說文』本作圉。葢《小徐本》有圉無圄。『左傳〔宣四年〕』圄伯嬴於轑陽而殺之。
康煕字典
- 部・劃數
- 囗部・七劃
『唐韻』魚呂切『集韻』偶舉切『韻會』『正韻』偶許切、𠀤音語。獄名。『說文』守之也。『禮・月令』省囹圄。《註》圄、止也。所以止罪人出入於舍。『初學記』囹、領也。圄、禦也。言領錄囚徒禁禦也。一曰、囹、令也、圄、悟也。令罪人入其中、自悔悟也。『左傳・宣四年』圄伯嬴于轑陽而殺之。
又與圉同。『說文』囹圄作囹圉、所以拘罪人也。『書・禹貢』西傾朱圉、『前漢・地理志』作朱圄。又『東方朔傳』囼圉空虛。
集韻
- 四聲・韻・小韻
- 上聲・語第八・語
- 反切
- 偶舉切
守之也。
音訓
- 音
- ギョ(漢) ゴ(呉) 〈『廣韻・上聲・語・語』魚巨切〉[yǔ]{jyu5}
- 訓
- ひとや。とらへる。
解字
白川
形聲。聲符は吾。吾は祝禱を收める器の上に、大きな蓋(
)をしてその祝禱を敔る意。圄は吾にまた外圍を加へ、一層嚴重に守護することをいふ。
『説文解字』に之れを守るなり
とあり、もと祝禱の儀禮に關する字。
囹圄、犴圄のやうに獄舍に用ゐるのは、圉との通用の義。
藤堂
漢字多功能字庫
古くは圉に作る。
屬性
- 圄
- U+5704
- JIS: 1-51-93