袢 - 漢字私註

説文解字

袢
無色也。从聲。一曰『詩』曰、是紲袢也。讀若普。
衣部

説文解字注

袢
衣無色也。衣字依『玉篇』補。《日部》曰、、日無色也。袢讀若暜則音義皆同。《女部》曰、、婦人汚也。義亦相近。从衣半聲。博幔切。十四部。一曰、此二字衍文、『詩』曰、是紲袢也。庸風・君子偕老』文。當同褻篆下作褻。《毛傳》曰、言是當暑袢延之服也。袢延曡韵、如『方言〔四〕』之襎裷。漢時有此語、揩摩之意。外展衣、中用縐絺爲衣、可以揩摩汗澤。故曰褻袢。褻袢專謂縐絺也。暑天近、汗之衣必無色。故知一曰爲衍文矣。讀若暜。《毛詩》以展袢顏媛爲韵。則知袢當依『釋文』符袁反。延讀如字。普音於雙聲得之。許讀如此。

康煕字典

部・劃數
衣部・五劃

『唐韻』附袁切『集韻』『韻會』符袁切、𠀤音煩。『玉篇』衣無色也。

又『類篇』袢延、衣熱也。『詩・鄘風』是袣袢也。《傳》是當暑袢延之服也。

又『集韻』普半切、音泮。『類篇』袢迅、盛服貌。

音訓・用義

ハン(漢) 〈『廣韻・上平聲・元・煩』附𡊮切〉[fán/pàn]{faan4/paan3}

無色の肌着を指す。

本邦でいふ襦袢は、ポルトガル語のgibãoの音寫。

解字

白川

形聲。聲符は

『説文解字』に衣、色無きなり(段注本)とあり、下着の意。褻袢、縐絺といはれるもの。

『龍龕手鑑・十』に絺褐、暑に當る葛服なりと見える。

藤堂

と音符の會意兼形聲で、半身の衣、つまり肌着のこと。

屬性

U+88A2
JIS: 1-74-59