讙 - 漢字私註

説文解字

讙
譁也。从聲。
言部

康煕字典

部・劃數
言部十八劃

『唐韻』『集韻』『韻會』『正韻』𠀤呼官切、音歡。『說文』譁也。『廣雅』鳴也。『廣韻』諠也。『玉篇』讙嚻之聲。『禮・樂記』鼓鼙之聲讙讙以立動。《註》聞讙囂則人意動作。『史記・𨻰丞相世家』諸將盡讙。《註》譁也。『荀子・儒效篇』天下應之如讙。《註》喧也。

又喜說也。『禮・檀弓』【書】云、三年不言、言乃讙。『𨻰皓云』命令所布、人心喜悅也。

又獸名。『山海經』翼望山有獸、狀如貍、一目三尾、名曰讙。或作原。

又山名。『山海經』讙山、郁水出于其上、潛于其下。

又國名。『山海經』讙頭國人、人面鳥喙、有翼。或曰讙朱國。

又地名。『春秋・桓三年』齊侯送姜氏于讙。《註》讙、魯地。濟北蛇丘縣西有下讙亭。

又姓。見『萬姓統譜』。

又『廣韻』况袁切『集韻』『韻會』許元切、𠀤音暄。驚呼也。一曰讙、囂貌。『揚子・方言』讓也。北燕凡相責讓曰讙。『集韻』與同。通作諠。

又『集韻』古玩切、音貫。與懽同。

又『集韻』呼玩切、歡去聲。與喚同。或作嚾。

又叶輸旃切、扇平聲。『顏延之・哀策文』邑野淪靄、戎夏悲讙。來芳可述、往駕弗援。

音訓

クヮン(漢、呉) 〈『廣韻・上平聲・桓・歡』呼官切〉[huān]{fun1}
クヱン(漢) 〈『廣韻・上平聲・元・暄』況𡊮切〉[xuān]{hyun1}
かまびすしい。よろこぶ。

解字

白川

形聲。聲符は。雚は農耕儀禮として鳥占を行ふ意であらう。

『説文解字』にかまびすしきなりとあつて讙譁の意とするが、もと喧しく祈禱する意であらう。聒字條に驩語なりとあり、驩も同義。

字はまた、諠に作る。

藤堂

と音符(口々に言ふ)の會意兼形聲。雚は水鳥の名であるが、その原字はで、口を揃へて言ふこと。讙は、人や鳥獸が聲を合はせて喧しく騷ぎ立てること。

屬性

U+8B99
JIS: 1-76-12