毗 - 漢字私註

説文解字

𣬈
人臍也。从、囟、取气通也。从聲。
囟部

説文解字注

𣬈
𣬈𠬐、逗。各本奪此二字。今訂補。玄應引許𣬈𪗌、人𪗌也。按《肉部》𪗌下曰、𣬈𪗌也。正以𣬈𪗌之解已見《𦥓部》。全書之大例如此。人𠬐也。『急就篇』作膍。𣬈字叚借之用。如『詩〔小雅〕節南山』、『〔同・同〕采菽』《毛傳》皆曰、膍厚也、《箋》云𣬈輔也、『方言〔十二〕』𣬈懣也、『〔同・十三〕』𣬈廢也、『〔同〕』𣬈明也、皆是。从𦥓。𦥓取通气也。人𪗌可以通气。如𦥓門之通气然。从比聲。房脂切。十五部。

康煕字典

部・劃數
比部五劃

『唐韻』房脂切『集韻』『韻會』頻脂切、𠀤音琵。明也、厚也、輔也。『詩・小雅』天子是毗。『毛傳』毗、厚也。『鄭箋』毗、輔也。《正義曰》以毗爲毗益、故爲厚、亦由輔弼使之厚、義與鄭同。

又『爾雅・釋訓』夸毗、體柔也。《李巡曰》屈已𤰞身、求得於人、曰體柔。『詩・大雅』無爲夸毗。又《朱註》夸、大。毗、附也。

又『莊子・在宥篇』人大喜邪毗於陽、大怒邪毗於隂。《註》司馬云、毗、助也。一曰幷也。

又『爾雅・釋詁』毗劉、暴樂也。《郉疏》木枝葉稀疎不均者爲暴樂。

又『博雅』毗、懣也。

又諸毗、彭毗、皆山名。見『山海經』。

又毗陵、漢縣名。師古曰、舊延陵也。漢改曰毗陵、屬會稽郡。今常州曰毗陵。

又犀毗、革帶鉤也。『史記・匈奴傳』孝文遺匈奴黃金胥紕一。『漢書』作犀毗。《索隱曰》【戰國策】云、趙武靈王賜周紹具帶黃金師比。延篤云、胡革帶鉤也、則帶鉤亦名師比。胥、犀與師、𠀤聲相近、而說各異耳。『班固・與竇憲牋』賜犀比金頭帶是也。亦作鮮𤰞。『楚辭・大招』小腰秀頸、若鮮𤰞只。《註》鮮𤰞、帶頭、言腰頸細如帶束也。

又毗貍、鼠名。『澠水燕談』契丹國產大鼠、而足短、極肥。其國以爲殊味。

又毗盧、佛名。又佛家有毗耶居士。見『維摩經』。耶亦作邪。『王屮・頭陀寺𥓓』掩室摩竭、用啓息言之心。杜口毗邪、以通得意之路。

『說文』本作𣬈。或作𣬉

部・劃數
比部六劃

本字。『說文』人臍也。从囟。囟取氣通也。囟音信、頭會堖蓋也。凡篦、㮰等字从此。今作毗。

部・劃數
比部六劃

部・劃數
比部五劃

音訓

ヒ(漢) ビ(呉) 〈『廣韻・上平聲・脂・𣬈』房脂切〉[pí]{pei4}
たすける。あつい。あはせる。へそ。

解字

白川

形聲。聲符は

『説文解字』に字を𣬈に作り、人の臍なりとし、囟に從ふ。囟は气の通ずるを取るなり。といふ。幼兒の腦蓋の柔らかく動く部分と、臍との間に通氣の關係があるとする古代醫學の立場よりする字説であるが、臍を原義とする字とは思はれない。

は腦蓋の象。比は二人竝ぶ形で竝び拜する意。祝禱の儀禮をいふ字と思はれる。

詩・小雅・節南山天子是毗(天子は是れたすく)のやうに祐助の意に用ゐる。

『説文解字』媲字條に妃なりとあり、媲は神に仕へる巫女を原義とする字であるらしく、その儀禮が𣬉、すなはち毘であらう。

藤堂

と音符(ならぶ)の會意兼形聲。囟は泉門(ひよめき)で、空氣の通る穴。人體の左右の眞ん中にある、空氣の通る穴、つまり臍を表した。

漢字多功能字庫

人の臍を指す。『廣韻』𣬈、今作毗。また毘、𣬉に作る。

屬性

U+6BD7
JIS: 1-86-44
𣬈
U+23B08
𣬉
U+23B09
U+6BD8
JIS: 1-40-91
人名用漢字

関聯字

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