勾 - 漢字私註

康煕字典

部・劃數
勹部二劃

『篇海』古侯切、音溝。

又古𠋫切、音遘。勾本作

音訓・用義

(1) コウ(漢) ク(呉) 〈『廣韻・下平聲・侯・鉤』古侯切〉[gōu]{ngau1/gau1/au1}
(2) コウ(漢) ク(呉) 〈『廣韻・去聲・𠋫・遘』古候切〉[gòu]
(1) まがる。かぎ。かぎする。とらへる。
(2) あたる(勾當)

KO字源は、本邦では勾をコウと讀み動詞として用ゐ、をクと讀み名詞として用ゐるとする。

解字

白川

もとと同字。慣用によつて區別される。

形の曲がつたものの意に用ゐ、勾玉、勾引、勾欄のやうに用ゐる。

藤堂

└型や┐型の鉤を組み合はせたさまと(穴)の會意。鉤、鉤を引つ掛けるなどの意。もとと同字だが、文章の區切れは普通「句」と書く。

屬性

U+52FE
JIS: 1-24-91
常用漢字(平成22年追加)