娯樂系感想等: ハイスクール・フリート #3

晴風には積極的なやる氣などないのに、次から次に敵が襲つてくる話の三回目。今度の相手は潛水艦。

戰鬪状況を云々する前に、どうしてどの子も、自分の擔當分野についてそんなに上手にこなしてゐるのか、良く分からん。麻侖といひ見張員の子といひ万里小路さんといひ。どこで機關の修理の仕方とか魚雷航跡の判斷の仕方とかソナーの聽き方とかを教はつたんだよ、君達高校入つたばかりだよねえ、みたいな。そりや、メタな視點で見るなら、入學したばかりぢやないと人間關係を描寫する上で難しいこともあらうし、それなりに技術がないのではドンパチさせる以前だといふことは、とてもとても良く分かるのだが。うーん……。

各科の仕事ぶりに比べたら、艦橋の混亂具合はとてもそれつぽくて良い。ここまでの疲れで切れに缺けるもののポジティヴな艦長、それに比べれば冷靜ではあるがネガティヴになりがちな副長、撃ちたいだけの芽依、逃げたくて堪らない鈴。頭がかうも纏まらないと、手足の方は大變よねえ……。特に無茶ばかりさせられてゐる機關科、火が噴かなければ良いけどな……。現に拾つたドイツ娘に叱られた揚句、あつさり指揮を奪はれたもんな。普通に考へたらかなりやばい。

そんなドイツ娘も、裝備が貧弱な艦で對潛戰鬪をやるとなると、途端に困つてゐたわけだが。主計科の子らに掃海具とか爆雷投射機を扱はせることになるとか、日本軍的末期の慘状なのでは? 危ふく事故になりさうだつたし、見てゐるこちらも冷や冷やである。(かの雙子が水雷運用員といふことには後で氣附いたよorz)

ともかく今回はドイツ娘ヴィルヘルミーナさまさまであり、副長の少女趣味が一服の清涼劑であつたw