娯樂系感想ログ: ニセコイ

基礎情報あるいは諸元

各話所感

#3

前回までで、よりにもよつて(楽視點)千棘と付き合つてゐる振りをしないと色々まづいことになつた一条楽であつたが……。

登校したらクラス中に二人がデートしてゐたことがばれてゐた。色々終了。まあ、此の邊はこの手の話の御約束通り。

小咲の誤解を解かうとする楽が結局失敗した儘で進むのも御約束通り……とか思つてゐたら、何を立ち聞きしてゐるんですか、小野寺さん。

#4

親しき友達の觀察的には楽と小咲が兩想ひなのはバレバレ……といふことで畫策された勉強會@ヤクザの家、であつたが。

テンパってるお二人さんについては、御馳走樣、としか。苦笑。

其れは扨措き、藏に閉ぢ込められた二人とも、大概意地つ張りであると思ふのだが、どうであらう。

#5

るりの御節介第二段階、とて水着回。色々試みた割には成果なし? 見てゐる方には關係ないと言へば關係ないが。

しかし、楽は何遍吹つ飛ばされたんだらう。主人公のさだめとはいへ、大變さうw

ED後のコーナー、小咲手製のチョコ、何が盛られてたの? 怖いww

#6

千棘が素直に御禮を言へないので、楽は餘計にぶん毆られました。千棘に。

千棘から祕密を打ち明けられた小咲は楽に告白しようとするも、ボールの割り込みによつて成立せず。つふか、あれで察しない楽ときたら……ラヴコメだから仕方ない、のか? うむむ。

#7

クロードの差金で誠士郎が轉校してきた、とて。

「實は女の子」ネタを一回で消化するとは、テンポ良いな。まあ、あんまり引き摺られても困るんだが。

しかし、火器で追ひ回されてプールにダイブし成り行きからロッカーに隱れてゐたら見附かつてしめられる、とか、楽は毎度大變ですな。

#8

誠士郎の使命は楽の嘘を暴いて始末すること、の筈なんだが、何故にほいほいと籠絡されてゐますか? そんなに顏を赤らめて。可愛らしい。

それより千棘はどうして綺麗さつぱり忘れてゐるんだか、其所が謎だわ。

#9

千棘は見附けた鍵のことを扨措いたまま、林間學校に。

行きのバスと言ひ、トランプと言ひ、千棘と小咲に挾まれてどんどん精神力を失ふ楽であつたが、同情はしない。御約束、乃至は因果應報であるw

御約束といへば、温泉回の御約束の一類型、色々間違ひがあつて女風呂に、つてのは何時からあるんだらうな。無理に無理を重ねてゐる感で一杯だが。今回の分は、千棘のナイスアシストが光つてゐたやうに思つた。

#10

これまた御約束的なる肝試し。

押し切られてお化け役の代役になつた揚句に涙目になつた千棘が可哀相なのか、折角ペアになつたのに愛しの彼に置き去りにされた小咲が可哀相なのか。何れにしても千棘のデレの言ひ訣を餘りに素直に受け取つた楽は反省だけしてゐたら良いと思ふ。

#11

千棘の誕生日、とて、誠士郎が企劃したパーティーに行くことになつた楽は、僞カップル同士下の名前で呼び合つてゐるのを苦々しく思つたるりによつて、小咲と一緒にプレゼントを買ひに行くことに。強引と言つたが、それはナイスアシストだといふことを少し位察しろよ。まあ、るりは小咲にアシストしてゐるだけですけどね。

で、買ひ物といふ口實の實質はデート。小咲さん、いつになく攻めるなあ、と思つて見てゐたら、楽の口から出た言葉が言葉だつたから、おやおやと思ひながら眺めてゐた。更に攻めまくる小咲。鈍感にも程がある楽もこれなら氣附いたらう、と思へば、誠士郎から電話が來て敢へなく中斷。

肝腎の誕生日パーティーは、ギャングども(特にクロード?)の所爲でプレゼントのハードルが上がる上がる。楽、ハードルが上がつてなくてもそれはなかつたと思ふぞ、うん。それでも千棘がデレたから良かつたけれど。

#12

兔も角千棘の持つてゐた鍵を楽のペンダントに差して廻したら、鍵が折れました、とさ。

そして千棘の父の言葉によれば、10年前、楽と千棘と小咲は仲良くなつてゐた、らしく。あれ、結局どつちと約束したんだつけ?みたいな感じに陷る楽坊ちやんでありましたが。

それより何だか小咲に誤解されつつある氣がするんだけど、さて、どう轉がる?

#13

誠士郎のはまだしも、千棘のデレにはもう少しくらゐ氣附いても罰は當らないんぢやないですかね。兔角昔の女の子に御執心な楽ときたら……。

しかし、昔の寫眞に寫つてゐたのは千棘でも小咲でもなかつた訣で。そんなところに許嫁とか、話がややこしくなる要素ばかり盛られていつてるよなあ。まるで收束しないね、これ。

#14

万里花襲來。いきなり抱き付いたり、許嫁とか言つた日には、そりや一寸した騒ぎになるつて。

ところで誠士郎ちやん、貴女の其の反應はどう解釋したら良いのでせうか。千棘よりも直情的ぢやありませんかね。

世の中、とかく積極的な者が状況を動かすわけで。積極的になれないのにしつかり尾行してゐた面々は、この積極性を少しは參考にしたら良いと思ふよ。いや、このあざとい攻め方はあまり參考にして欲しくないけれども。

其の煽りを受けて千棘の苛々は鰻上り。結果的に楽が毆られるのは……まあ、これは仕方ないの範疇なのかね。楽が惡いのか惡くないのか、なかなか難しいところがあるけど。

でも、色々忘れてゐるのが惡いのかねえ。いや、これだけ万里花を激昂させたんだから惡いんだらう、屹度。色々過去のことが出てきさうだなあ、といふところで續きは次回。

#15

何此の罰ゲーム的お父さんとの御對面。万里花さん、強引にも程があるつてば。其の割には最後はおろおろしてゐたけれども。

それより何より本格的に嫉妬してゐる千棘が可愛いやうな一寸怖いやうなw

#16

小咲のターン。自分の領域に誘ひ込んでじわじわ着實に攻めてゐる、といふ印象。本人よりもお母さんの方が婿を取る氣滿々の嫌ひはあつたけれども。

とはいへ、詰めが甘く最後まで攻めきらずに終了といふあたりが、小咲といふ娘を如實に表はしてゐる氣がするから、まだまだw

#17

メインは千棘だが其の他もそれぞれ見せ場があるやうな構成。小咲はいつものやうに結構美味しいシチュエーションになつてゐるのにどうにも駄目が押せず煮え切らずに終了。万里花は勘違ひに終始した氣もするけど、本人が嬉しさうだからまあ良いか。誠士郎のあれは、餌付けされたと思つたら良いのだらうか。

で、千棘お嬢様だが、いつものやうに惡態をついてゐた癖に、相手から寄られると(勘違ひでも)デレるのな。このデレ方は一寸狡いと思ふ。可愛い。

#18

海水浴に行つて、何とはなしに楽のことを意識した千棘であつたが、楽の返事があまりに突き放す感じだつたので、どうやらお冠になつた模樣。まあ、幾ら意中にないとは言つても、あれは一寸ねえ。惡氣がないのは分つてるけれどもさあ。

それはさうと、小咲さん、キスを御所望とか、隨分大膽なことでありますなあ。あのあたりはにやにやせずにはゐられなかつたよ。

#19

何このギスギス。こんな二人は見たくないよ。小咲がによによしてゐるのも單純に喜べないよ。といふ感じで突き進んだが……。

まあ、どうにかほつと息の吐ける終り方で一安心、みたいな。

#20

これはもうロミジュリなのかどうか分らないアドリブの連續。つふか、集は色々な人を弄りすぎw

ただ、この締め方は、千棘ルートなのか小咲ルートなのか分らんぞ、とか思つた。いや、敢へて分らなくしたのかも知れないけども。