外轉第十四 - 廣韻私註・韻鏡轉別索引

屬性

開合
備考
去聲寄此と註し、入聲の欄に去聲夬韻を配する。

本圖

聲調 平聲 上聲 去聲 (入聲)

1
等呼
唇音
2
次清
2
清濁
舌音 𦞙 𩬳
3
次清 𨌴 退
𨮱
2
𦤧
4
清濁 𦔹
2
牙音 𩑔
5
次清 6

2
清濁
齒音
次清
2

2
𢶀
2

2
𤗯
2

2

2
喉音 𩲄

7
𧱳 8
清濁
半舌音 清濁
半齒音 清濁
2
註1
底本は駭韻とするが、配する字は𩬳(賄韻)のみで、整合せず。『磨光韻鏡』は𩬳字を刪り、駭韻とする表示も除く。註3のとほり𩬳を殘置するので、賄韻としておく。
註2
『磨光韻鏡』の增補。
註3
『磨光韻鏡』は刪る。𩬳は『廣韻・上聲・賄韻』陟賄切、聲母は知母。按ずるに、𩬳を遷すべき先はなく、他に置くべき字もないので、殘置する。
註4
底本は外轉第十三に配するが、『磨光韻鏡』は本轉に配する。
註5
『磨光韻鏡』は𩑔と思しき字を配し、古罪切とする。『集韻・上聲上・賄第十四』に𩑡を沽罪切とする。古と沽はともに見母。
註6
底本は𥏙を配するが『磨光韻鏡』は刪る。𥏙は『廣韻』に祭韻(丘吠切)とされるが、反切下字の吠は廢韻。『集韻』は廢韻(去穢切)とする。また底本、『磨光韻鏡』ともに内轉第十に𥏙を配し、廢韻とする。
註7
底本は眭に作る。『磨光韻鏡』は𭦭に作り呼攜切とする。眭は攜と同音。𭦭は音義不詳。睳は『廣韻・上平聲・齊』呼攜切、聲母は曉母。故に睳を配する。
註8
底本は䂕を配するが『磨光韻鏡』は刪る。䂕は『廣韻』に祭韻(呼吠切)とされるが、反切下字の吠は廢韻。『集韻』は廢韻(許濊切)とする。底本、『磨光韻鏡』ともに内轉第十に『集韻』が同音とする喙を配する。