その時不意に花の香りが忍び寄った 庭の片隅から甘く 白い花の香気が庭を満たす 眠る何かを呼び覚ますようにくっきりと 定かならぬ追憶の 花園の香り
とらえようとして 身を起こした時には また風は気まぐれに変わり 全ては失われてしまう 夜の庭にただ一人 残されて