未来を語る声が
なおも耳に残っていた
これは新しい一日の夜明け
冷たい風はどこへ行くのか
もう何一ついらないという
叫びを攫って

失われていく温もり
奪い尽くされる感傷
記憶に捕らわれた虜は
苦汁のみを愛し

あのを望んだ風はどこへ行くのか
とりとめのない束縛を
解いて
絶望の時を砕いて
断崖を見はるかす眼差しだけは
なおも残る

今この時だけだと
叫びながら
吹雪の果てを見たいと願いながら


 
 
 
 
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