こんな風にして
気の遠くなる時間を幾つも過ごして
何度も同じ事を言うのよ
(通りで大声で誰か呼び止めている)
冬は寒くて夏は暑くて
繰り返して同じコースを辿る開始点
一筆書きには決まりがあるの
通う道がいつも同じ様に
最後にはどうしても
通らなくてはいけない一方通行
音楽はどうして止んだのかしら
車の音は途絶えるかしら
カーテン越しには夜の曇天
街灯は一つ消えて
(もう誰も呼ぼうとはしない)
椰子の木はいつだって緑
同じ葉が夏から下がっていた
それとも今日は甘い実が生っていたの
リズムとグラデーション
ダブルクリックは一度でいいから
もう呼ばないで
(きっと今頃はカフェでディレクトを頼んでいるわ)
思い出なんか
明日
市に出してしまえばいいのよ |