穴拔け日記 (28.7.13)

皇室事項

9日午後4時45分御出門、日本フィルハーモニー交響樂團 創立60周年記念 第682回東京定期演奏會を御鑑賞のため、サントリーホール(港區)へ行幸啓、同6時29分還幸啓。

兩陛下には、11日、葉山御用邸に入られた。

13日報道されたるところによれば、主上におかせられては數年内に御讓位あそばされたき由、眞に畏れ多きことかな。明治より前、讓位のことは常の例であつたし、近年他國でも讓位のことが幾つかあつたことも考へれば、御讓位あそばされることに特段の不都合はないであらう。寧ろ、寶算八十二を數へられるにも拘らず國家國民のため御精勵あそばされてゐることに恐懼を禁じ得ず、御意嚮のままに御退位あそばされるのが道理であらうと愚慮す。などと書いてゐたら、宮内廳次長が此の件を否定したといふ話も出て來たので、やや早まつたかとも思つたが、眞に御讓位の御意嚮があるのであれば左樣なことは當然あるべしといふ氣持ちは本件の前から思つてきたことでもあるので、このままにしておく。