穴拔け日記 (28.5.19)

娯樂系感想等: ハイスクール・フリート #6

前回武蔵をどうにも出來なかつた明乃は晴風に戻つたものの、いつになく氣落ちしてゐたり、ずぶ濡れになつてゐたり。迎へに出て來た鈴に連れられて風呂場に行くも、機關科の入るお時間だつたらしく、「副長派」最右翼の黒木洋美に嫌味を言はれる始末。まあ、彼女は彼女で腹に溜まつてゐるものが澤山ありさうだもんな。

そんな險惡な空氣を拂ひ、明乃だけでなく鈴とヴィルヘルミーナまでサーヴィス要員に加へる偉業を成し遂げたのは麻侖。明乃が惡いのかどうかはともかく、無茶な指揮の所爲で一番苦勞したのは彼女だらうに、あつけらかんとしてゐるのは、物事を良く分かつてゐるからか、何も考へてゐないからか。神輿は輕くて馬鹿が良いといふ發言に對する機關科員の反應だけ見れば後者に見えるが。あるいは、明乃に己と通じるものを嗅ぎ取つてゐたりするのかしら。

ともあれ、お風呂シーンの會話を聞いてゐて脳裡に浮かんだのは、帝國海軍の兵科と機關科のいざこざ的な奴。21世紀の女の子が可愛いアニメで釜炊きが云々とか聞くとか思つてもみなかつたよ。

さて、艦内は電波障碍で通信機器が使ひものにならぬ有樣。その原因を探らうとして行き着いた先は醫務室、その中には齧齒類を調べる美波。とてもマッドでサイエンティストである。どうやつて調べたのか、齧齒類とかウイルスとかについて色々と話してくれた。美波が優秀すぎて逆に怖いw

一安心するも束の間、晴風は機雷と濃霧により立ち往生することに。ともかく動けないでは困るので掃海することになつたが、さう言へば掃海の仕方とかあんまり考へたこともなかつたし、まさかアニメで扱はれるやうなのを見ることになるとも思はなかつた。實に結構なことだと思ふ。結構ついでに、芽依と志摩が嬉々として機銃を撃つてゐたのが、これまた結構であつた。何かをかしい氣もするが、可愛い子が樂しさうにしてゐるのだから、結構としか言ひやうがない。

ええと、掃海中の事故とか明乃と鈴が助けに行つた件については、今更のやうな繰り言を言ふ以外に能がないので、なるべく觸れないことにした。怪我をする子とかが出なくて本當に良かつたとだけ言つておく。

締めは、張り切つてドイツ料理をつくらうとしたのに、ヴィルヘルミーナにあれもこれも駄目を出された揚句に雙子の出した芋に完敗した美甘。むごい。

……と思つてゐたら、Cパートでまさかのお注射。色々怖い。といふところでお仕舞ひ。

今回の話を纏めると、麻侖は良い奴(頭が良いとは言つてない)、美波が何か怖かつた、ドイツ人にはふかした芋を食はせておけば良いらしい、美波がやつぱり怖かつた、つて感じかな?w