読書メモのページ
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「アルジェリア近現代史」
シャルル=ロベール・アージュロン 著 文庫クセジュ 1月3日 |
1830年代のフランスによるアルジェリア征服から1962年の独立を中心に著わしたアルジェリアの歴史。読みやすく全般的に丁寧に書かれている。 |
「鳩の中の猫」
アガサ・クリスティー 著 ハヤカワ文庫 12月29日 |
高名な女子学校の新学期には何か不穏なものが潜んでいた。それはまるで鳩の中の猫のように…。 中東の王国ラマットに起きた革命の影響がイギリスの女子学校にまで波及する。アナトリアへバスで出かけてしまうミセス・アップジョンなど、作者自身を写したような、個性的な人物。オリエンタルな要素。読んでいて楽しい一冊。 |
「殺人者志願」
岡嶋二人 著 講談社文庫 12月28日 |
まぬけでお金に困った夫婦が殺人を依頼されて引き受けることになる。 あまりにお馬鹿な夫婦には苛々させながらも、岡嶋二人らしい温かみのあるストーリーで、最後まで読ませた。少々いい加減な終わりのような気もしなくもないが、楽しい物語。 |
「そして扉が閉ざされた」
岡嶋二人 著 講談社文庫 12月27日 |
雄一は、別れた恋人「咲子」の母親に呼び出され、監禁されてしまった。目覚めると、そこには、あの3ヶ月前、別荘にいた3人が集められていた。 閉ざされた中で、追い詰められ、起こった事件の犯人を探す四人。犯人は一体誰か? 最期まで持って行く構成はまあまあ面白い。 |
「スーフィーの物語」
イドリース・シャー 著 平河出版社 12月20日 |
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こちらは詩集・ミステリを中心とした読書メモのページです。気が向いたら随時更新。
アラブ小説・ナイアドプレス出版作品については、別ページでまとめています。 |
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