音楽と読書と雑多な断片記録
 
11月28日 
今週はほぼ毎日、深夜に帰宅している。
昨日などは、クライアントとの打ち合わせが午後の1時から10時まであり、昼ご飯も夕ご飯も食べずに、延々話し合い。しかも、そのクライアントは割合遠いところにあるので、それから二時間かけて家に帰る嵌めに。

しかし今夜は頑張って七時に退社し、ポエトリーリーディングを聞きに行った。
あまり芝居がかったものより、普通の朗読の方がどちらかと言えば好きだが、マイクが遠くて聞き取れないことが多かったのが残念だ。

調べたいことがあったので、電車でサイードの「オリエンタリズム」を読み返す。きちんと読んだのはもう7年も前のことで、それから何度か読んでも面白いところが幾つかある。しかし、最初に読んだ時に付箋を貼っていたのだが、今となってはそれの意味がさっぱり分からない。自分でも何を示唆するために貼ったのだか首を傾げてしまう。
「一ヶ月経てば自分も他人」とはプログラマーが良く言うことだが、七年も経てば本当に見知らぬ人も同然なのも仕方ないのかもしれない。

色々と切羽詰まってきたので、本をきちんと読む時間が全くない。来週は何とかなるだろうか。

11月26日 
ブローティガンの「愛のゆくえ」を一応読了。最初は面白いと感じたのだが、段々と後になって、詰まらなくなってしまったので、速読。
最近帰宅は例日23時を越えるので、全く生活に余裕がない。
無駄なことをしなくなるのは良いが、もう少し勉強する時間があればいいのだが…。

11月24日 
午後から出掛けて、帰りに古本屋による。前から狙っていたアンドレ・ブルトンの「魔術的芸術」を買おうと手に取り、それから店内を散策すると、「トラークル全集」を発見する。
欲しい。これは欲しい。しかし、6500円と言う値段に逡巡し、結局購入を諦める。まあ、すぐにはきっと売れないだろうから、また暫く通って、考えることにしよう。
その他、ガストン・バシュラールの「水と夢」も欲しいが、暫くお預け…。

夜は聞きそびれていたCDを聞きながら持ち帰りの仕事をする。
パティ・スミス「HORSES」は、ロバート・メイプルソープの写真展で買ったものだ。パティ・スミスのこの姿が良い。音楽は、まあまあ、パンクだし声も変でいい。
次いで、バッファロー・ドーター「SHAGGY」を聞く。これは、何年も前に買ったまま、一度も聞いたことがなかったのだが、何だか…何故これを買おうと思ったのかさっぱり分からない。今となってはもう、何とも。お洒落なパンク?とでも言うのか、特に聞きたい音楽ではない。
疲れたので、CHEB ABED「TELLMENT FORT FI ZIN」を聞く。このところライを聞いていなかったので、とてもいい。シンセサイザーの雨だれのような音、もの悲しい調べ。やはりライが一番いい。

11月23日 
午後から出勤、少しだけやって帰ろうと思ったら、クライアント(こちらも休日出勤)に捕まり、何故か資料作成をするはめに。またも帰宅は深夜であった…。

ブローティガンの「愛のゆくえ」を読みかける。これは、村上春樹の文章だ、と思う。固有名詞が少ないところが違ってはいるが。

11月22日 
タハール・ベン・ジェルーン「狂人モハ、賢人モハ」を一応読了。きちんと読めたとは言えないが、この散文と言うよりは詩に近い言葉の中を漂った。

ジャック・レダの「パリの廃墟」を読んでいるところだが、この散歩文学とでもいうような文章がとてもいい。歩くリズムに乗った文章。歩いている時と言うのは自然に言葉が出てくるところがあるが、その内在するリズムがこの文章から感じられるような気がする。
今日の朝は、少し時間の余裕があったので、駅前を散歩してみたりした。あまり急ぎ過ぎず、ただ歩きまわる時間も必要だ。

昨夜、必要があってマニュアル本を買いにブックオフへ。他に何か本が欲しいなと思ったが、面白そうなものがあまりない。とりあえず、軽い読み物を選ぶ。
ブローティガンがあるのを見つけ、これは以前から気になっていたので、買っておく。

この間買った、「帽子屋の休暇」は良く考えたら、もう読んでいたし、既に持っている本だった。何となくそんな気もしたのだが、つい買ってしまったのだ。
まあ仕方ない。でもラヴゼイは推理小説としても面白いが、文章の雰囲気も好きなので、何度か読み返してもそれなりに面白いと思う。


昨日購入本
「ORACLE8 PL/SQLプログラミング」Scott Uman 翔泳社
「愛のゆくえ」リチャード・ブローティガン 新潮文庫
「善意の殺人者」ジェリー・オスター 新潮文庫

11月20日 
Zebdaの「Le bruit et l'odeur」を聞いているが、凄く良い。出だしの「Toulouse」という曲でやられてしまう。アラブ音楽風のイントロで、実際はロックとラップの混交という感じだが、ところどころにライの常套句というか、フレーズが表われてきて良い。
惜しむらくはアラブ風味がもっとあればよいのだが、そこはロックというジャンルに収まっているので仕方ないのか…。
歌詞は、フランスのマグレブ移民二世、引いては移民全体の、特に若者による視点で、フランス社会の矛盾への批判を歌ったものである。
内容もアクチュアルで、訴え掛けるものがある。マチュー・カソヴィッツの映画のイメージ。
日本語では強すぎる(単純過ぎる)と思うのかもしれないが、そこはフランス語なので、外国語を聴く時のヴェールがかかって、程よく理解できないので良い。
これは、アルバム全体に、アラブ音楽への傾倒が感じられて、とてもお奨め。「L'Arene des rumeurs」の方はもっと普通のロック調なので、あまり面白くない…。

今日は電車でたまたまインド人とフランス人とに会って会話した。久しぶりにフランス語を喋ったのでかなり錆びついていた…。そろそろ練習に行かなくては。

11月19日 
「ペスト」を読了。
色々思うところはあるが、感想はまた後で書くことにしよう。
帰宅したら、ZEBDAのCDが来ていた。ZEBDAの音楽は凄く好きと言うわけではないが、興味があるので聞いてみようと思って注文した。Poulet Poulet Poulet!


本日到着品
『Le bruit et l'odeur et』ZEBDA
『L'Arene des rumeurs』ZEBDA
『L'avanteur de RAI』Bouziane Daoudi & Hadj Miliani

11月18日 
相変わらず風邪のまま、一日だるいまま、帰りは12時を過ぎる…。

カミュの「ペスト」を読んでいる。この本は既に読んだことがあることに気付いたのは、中盤に至ってから。多分子供の頃だ。15年以上前かもしれない。しかし、ある特定の部分以外は全く記憶にない。本当に読んだのだろうか…。

11月17日 
やることは色々あるのに昨夜思わずテレビで「To die for」(誘う女)を見てしまい、寝過ごす。風邪も悪化してしまい、結局一日何もせず終わる。
アブー・ヌワースの詩集を読了。禁欲詩篇より飲酒詩篇の大らかさが良い。

夕刻、買物に出掛けてついでに近所の本屋に寄る。面白い本もあるのだが、ここで見つかる面白い本と言うのは、ハードカバーであることが大抵なので、何故か買いそびれてしまう。買っても読む時間がない。
今日も、ハードカバーのもので二冊ほど面白い本を発見。しかし、購入を決意するほどではない。いつもいつも立ち読みではなんなので、ピーター・ラヴゼイ卿の小説を一冊購入。
最近は、推理小説すら積読になっている。

「睡眠庭園」の小説を読んでいるが、あまり面白くない。こう言っては何だが、文章があまり上手くないのだ。雰囲気や目指すところは、谷山浩子風な世界があって良いのだが、表現・描写など小説としては未完成に感じる。ネット上で読む小説の方がもっと面白い。


今日の購入本
『帽子屋の休暇』 ピーター・ラヴゼイ ハヤカワ文庫

11月16日 
風邪で声が出ないまま、今日は夕方出掛けてから古本屋で本を探す。カミュの本が欲しくなったのだ。
一軒目では前から狙っている本を買うかどうするか迷うが、我慢して、アブー・ヌワースの「アラブ飲酒詩選」を買う。でも多分今度行ったら買ってしまう。
二軒目でも見つからないので推理小説と韓国人の詩人の詩集を購入。
ここまでくると、勢いでどうしても欲しくなってしまって、次は新刊書店まで足を伸ばす。
しかし、よく考えて見るとこれはもう絶版の本なのでは…。きっとそうだ。仕方ないのでとりあえず、「ペスト」を買うことにし、それから、幻想文学とティオフェル・ゴーティエの「死霊の恋・ポンペイの夜話」を買うことに。
ゴーティエはサイトでその名を見掛けて、気になっていたもの。

今月は本当に本が全然読めない割には購入の冊数がやたらと多い…。図書館で借りて(延滞して)いる本もあるのだが困ったものだ。


今日の購入本
『アラブ飲酒詩選』アブー・ヌワース 岩波文庫
『栗色の髪の保安官』P・M・カールソン ハヤカワ文庫
『かささぎの啼く村』金良植 花神社
『死霊の恋・ポンペイ夜話 他三篇』ゴーチエ 岩波文庫
『ペスト』カミュ 新潮文庫
『幻想文学 65 神秘文学への誘い』アトリエOCTA

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